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2023/11月3日「自由と平和を愛し文化を進める」日本国憲法公布の日を祝う

━━━━━━━━━━━━━━━━LEPIAジャーナル視座と対話「文化の日・憲法公布の日を祝う号」 11月3日文化の日は「1946年11月3日日本国憲法公布され、自由と平和を愛し文化を進める祝日」として1948年に制定されました ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー     

LEPIAジャーナルは、LEPIAイベントに御参加や御連絡先頂きました方へ、様々な視座からの対話をご一緒したい思いでお届けします。皆様と出来る事から温かな共助・協創・喜働のコミュニティを築きます。サポーター・ご寄付・賛助会員入会(毎月200円~特典あり)募集中!拡散歓迎!御感想、お問い合わせ、またご不要の方は、inochi@lepia.orgか携帯070-2320-9993(ショートメール可)へ送信下さい━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ーーーーーーーーーーーーーー拝啓 気候の変化が激しく、温暖化現象を憂う昨今です。今、ウクライナ戦争、ガザ猛攻撃、日本の敵基地攻撃能力・軍事費倍増の進行含め、軍事・戦争渦巻く状況の中、平和を願い、理論のみならず行動も続けられた、海野和三郎LEPIA創立理事長(東大名誉教授、天文物理学)が、11月7日に逝去されました。ここに謹んで、お知らせ致します。LEPIAの基礎を築いて下さいました事に感謝し、ご冥福を心からお祈り申し上げます以下 2011年3月LEPIA創立時の海野和三郎理事長声明とLEPIA方針です。

2011年3月11日東日本大震災による原子力発電所爆発に驚愕し、太陽集光熱・自然エネルギー研究会として重く責任を感じ、救援活動を目指しました。翌日に定款を作成し、提出。4月に一般社団法人認可。「命・地球・平和産業協会(Life,Earth & Peace Industry Association=LEPIA)設立。 海野和三郎東大名誉教授は、代表の理事長として、以下の声明と方針を出しました。

「本質は、命・地球・平和の未来を守るか、破壊するかです。海・森・生き物・太陽・水の豊かな地球は、つながる命の感動を創ってきました。それを現代人が破壊するのは、許されません。LEPIAは、以下に方針を掲げて歩みます。

⭕️  子ども達に未来を心配させる大人の自己中心的産業構造を止める。              

⭕️  人類救済と進化への学習・研究・応用を共有する。

⭕️  命・地球・平和を守り、希望に満ちた未来を構築する自信を育てる。

⭕️  誰もが固有の能力と使命を自覚し、行動していく場を作る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<目次> 
1️⃣ 日本国憲法制定急ぐマッカーサーに連合国極東委員会は対立  /  政府の脆さ指摘の東大総長南原繁
2️⃣ LEPIA12月イベント予定(要申し込み inoochi@lepia.org  携帯070-2320-9993ショートメール可) 3️⃣ 11月号ニュース                                     1】 10月7日死者ハマス2700人イスラエル1400人の戦闘・人質交換目的で野外音楽フェスティバル楽しむイスラエル人を100人以上連れ去る(世界的報道)イスラエルは最大規模無差別ジェノサイド開始! 要因?7月にイスラエルは近年最大規模のパレスチナ攻撃をしていた(報道されず)
 2】 7月24日イスラエル・ネタニヤフ連立政権が、最高裁判所が政治家を審議する権限を剥奪する法案を与党多数で可決。基本法(憲法)「改正」強行!三権分立破壊と国内大規模抗議デモ       3】処理水(政府筋)汚染水(批判筋)国内外で賛否分かれるが、真の息詰まりは・・・
4️⃣ 緊急!ガザ市民子ども医療救援目的の「私たちは諦めない!希望のパレスチナを!できる事から始める会」企画!実行委員・サポーター募集!第1回パレスチナドキュメンタリー映画古井みずえ監督作品 & 国際NGO佐藤真紀さんファシリテーター企画(確定次第HPでお知らせ)メール 070-2320-9993(vitamin999kazuko@gmail.com(ビタミン和子)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー1️⃣ 憲法制定を急ぐマッカーサーに連合国極東委員会は対立! 日本政府の脆さ指摘の東大総長南原繁 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー[草案から公布に至る歴史]                                  1946年11月3日「神権天皇・国民臣民、富国強兵・報国戦争賛美」の明治憲法天皇絶対制から新憲法「国民主権・基本的人権尊重・恒久世界平和」三原則へと代わり、11月3日公布されました。1948年参議院文化委員長山本勇造(作家山本有三)議員は、祝日法制定で「この憲法において、世界のいかなる国も、未だかって言われなかったところの戦争放棄という重大な宣言をしております。これは日本国民にとって忘れ難い日であると共に、国際的にも文化的意義を持つ重要な日でございます」と発表した。

遡って、敗戦直前1946年東京大空襲(民間人10万人死亡)6月米軍沖縄占領(米軍死亡1万2520人日本側15倍の18万8136人死亡。日本軍死亡6万5908人。民間人犠牲が圧倒的)7月日本がポツダム宣言勧告拒否8月広島長崎原爆投下(軍・民間人無差別20万人以上死亡、15万人負傷)日本ポツダム宣言受諾・無条件降伏。米英中ソによる13ヶ条「平和的傾向を有する席になる政府の樹立・民主主義・基本的人権等を日本政府に要求=戦争犯罪人の処罰戦争と再軍備に関わらない日本国民主権・基本的人権・民主主義復活強化・言論・思想信条・宗教の自由日本本州・北海道・九州・四国・連合国決定諸島に極限平和的政府樹立後は占領軍は撤収する」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%A0%E5%AE%A3%E8%A8%80(ポツダム宣言)

1945年10月4日GHQ人権指令=天皇論議の自由、政治犯釈放、思想警察撤廃、特攻警察4000名罷免、治安維持法撤廃等の思想弾圧法を撤廃した。10月5日東久邇宮内閣発足「天皇主権の国体護持、敗戦は軍部・官僚・報道・国民に責任があり、天皇に詫びるべきと「一億総懺悔」主張。連合国と対立、総辞職

幣原喜重郎内閣発足。10月11日連合国指令により「1女性解放・女性参政権、2労働組合結成育成奨励、3学校教育民主化 4秘密諮問司法制度撤廃 5経済独占機構撤廃」その後、農地改革小作撤廃 12月高野岩三郎・森戸辰男・鈴木安蔵の憲法研究会からGHQへ、憲法草案提出。「国民主権・社会権・生存権規定、出生・身分・性・人権国籍による差別待遇禁止、規制的土地所有廃止」等GHQの憲法内容に大きな影響を与えた。メンバーは天皇制維持であったが、高野岩三郎は、主権在民の原則ー天皇制廃止・共和政樹立「日本国憲法私案要項」を発表。

[マッカーサーと連合国極東委員会の対立/マッカーサーは米国優位へ天皇制維持の憲法制定急ぐ]

1946年1月幣原首相は、マッカーサーへ「新憲法は、戦争放棄条項を含む、軍事機構を一切持たず、軍部が権力を握る手段を打ち消し、再び戦争を起こす意思は絶対にないと世界に納得せられる」提案をした(マッカーサー著「大戦回顧録より)(「幣原喜重郎首相憲法9条。私がマッカーサーに申し上げた」https://www.youtube.com/watch?v=1O-2Ely-jbA」)(幣原首相秘書平野三郎著「戦争放棄条項の生まれた事情について」鉄筆文庫より)等の資料で明瞭。

重要なことは、幣原が天皇制維持も同時に請い、連合国他国からの天皇戦争責任の反発を避け、マッカーサーからの提案と極秘に申し入れた事である。マッカーサーは2月3日GHQ3原則「①天皇元首、世襲制維持②戦争放棄、陸海空軍・交戦権保持しない③封建制廃止。皇族以外の貴族廃止。華族の政治的権利は一代限り。予算はイギリス制度を見倣う」と、憲法制定責任者ホイットニーに指示。

1946年2月26日ワシントンで11カ国参加の第1回極東委員会会議開催。同委員会の審議を得ないまま、日本政府・マッカーサーが日本国憲法草案公表したことに対し、天皇制廃止論が強い同委員会は、3月6日「マッカーサーの権限逸脱」と批判。

1946年3月20日連合国極東委員会は、マッカーサーに対し「日本国民が新憲法草案について考える時間を要し、4月10日の総選挙の延期すべき事」「連合国極東委員会で新憲法の内容を審議すべき事」と指示。マッカーサーは二つとも拒否。

7月2日極東委員会は、日本の新憲法の基本原則として「天皇制を廃止するかどうか、民主的方向で改革する」「日本国民が十分審議する機会と期間の必要性」「国民投票などで決定できる選択肢を出して国民(主権)の自由な意思決定に従うべき」と提案。マッカーサーは連合国の強制として拒否しただけでなく、連合国からの提案を日本国民に公表しなかったことは、新憲法の国民的理解と国民主権の実効を妨げた。                                          政治的に連合国極東委員会の意思を拒否し、ポツダム宣言にあるように、占領軍を撤退せず、米軍基地支配を継続し、日米安全保障条約へ流れ、歴史的に重大な問題を残し続けている。(参照:国会図書館蔵 極東委員会指令)https://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/098shoshi.html

[ 昭和天皇の沖縄長期軍事占領をマッカーサー宛に望む書簡(沖縄県公文書館所蔵)]                            1979年米国国立公文書館で当時GHQ外交部長シーボルト氏保存記録から発見された「1946年9月昭和天皇からマッカーサーへ書簡」には、アメリカによる琉球諸島の長期軍事占領継続を望み、沖縄占領は日米双方に利益をもたらし、共産主義勢力の増大を懸念する日本国民の賛同も得られる」などと提案。日本国民に、1996年までの50年の間、日本国憲法草案の審議内容・記録は非公開にされてきた。

[日本政府の脆さを指摘した当時貴族院議員・東大総長南原繁 ] 1946年4月10日最初の総選挙が施行。戦争犠牲が悲惨であった沖縄県民には、参政権はなかった。1946年6月帝国議会にて日本国憲法草案審議。政府とマッカーサーは、連合国極東委員会の審議・承認無しに「日本国憲法草案」を一方的公表。

憲法はどのようにして、決められたか、連合軍極東委員会が司令した「日本国民の自由意志・国民主権に依るべき憲法について十分な審議の機会」を非公開にした、重大な日本の独立を犯すマッカーサーと、その後50年間もの長期間、非公開にしてきた日本政府の意図・姿勢を疑わざるを得ない

沖縄県民は、最大の戦争犠牲者を出しながらも、日本国民として参政権はすぐに与えられず、土地を米軍基地に強制買収・収容された。今も米軍の辺野古海底基地はじめ、ミサイル基地・大弾薬庫強行建設、自衛隊と米軍合同演習が続き、米軍の犯罪・レイプや軍機騒音に悩まされている。本土と沖縄が平等と言えるだろうか?琉球以来の民族差別が残存していると思うのは間違っているだろうか。

占領政策に関わったカナダの外交官ノーマンは、貴族院議員南原繁が「今は必然の運命に屈するような態度を示しておくが、好都合な時期と機会が到来した暁には、この憲法の履行を回避し、その精神を挫折させるための準備を整えているらしい兆候」と鋭く追及したと記述。(ノーマン全集より栩木憲一郎氏(千葉大政経学部非常勤講師)が、「南原繁と日本国憲法」に引用して明示)現在の歴代首相・政権の憲法解釈変遷を見事に見抜いている。                            毎年11月3日文化の日午後1時より「南原繁シンポジウム」が、学士会館にて南原繁研究会主催で公開されています。当日参加可能で、どなたでもご参加頂けます。上記ノーマンの記述は、2010年収録の「南原繁と日本国憲法ー天皇制と戦争放棄とをめぐって」内の栩木憲一郎氏(千葉大学)論文から引用です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー2️⃣ LEPIA12月イベント予定                                 

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———————————————————————————————————————————————【3】11月号ニュース      

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NHKガザ事務所から10/12発信「地区に安全な場所はない。シェルターとされている学校も病院も無差別攻撃を受けている。いつ頭に上に爆弾が落ちてくるかわからない」日本インタビュアー「イスラエル、ハマスに言いたいことは?」「できればその質問に答えたくない。公平でいられる自信が無い。言えるのは、70年間続いているパレスチナ人への攻撃、虐殺に対して世界は関心を払ってこなかった。それがイスラエル人が犠牲になった瞬間、関心を持った。イスラエルは病院や民間の建物を破壊し、多くの市民を殺害し続けている。日本、国際社会は、ガザで何が起きているか、正確に知り、戦争を止めるあらゆる方策をとってほしい」

🔻7月3日イスラエルがパレスチナ西海岸地区ジェニン難民キャンプへ過去20年間最大の1000人以上の兵・無人機爆撃を投入。ハマスなどテロ掃討軍事作戦として行ったパレスチナ自治区ファタハ政府 アッバス議長は、国際社会にパレスチナ人の保護とイスラエルへ制裁を要望したが、米国バイデン大統領は「イスラエルの安全保障と自衛権支持」と声明。イスラエルは「ジェニンに留まらず、ハマスを殲滅する」と発表。軍事緊張が高まっていた。

🔻8月21日国連中東和平担当官が、安全保障理事会で、「2005年以来、今年殺害されたパレスチナ人の数は最悪の水準にきている。パレスチナ死者が200人以上、応酬でイスラエルにも30人死者が出ている」と、報告。

🔻10月7日ハマスが、空からパラグライダー奇襲とパレスチナ閉じ込め壁や数カ所の関門の爆発・銃撃戦で、ハマス側2700人イスラエル1400人死者が出る戦闘で、イスラエル側に越境侵入。人質交換目的で、100人以上の野外音楽ファスティバルを楽しんでいたイスラエル人を連れ去る。

ハマスをイスラエル・米国などは、テロ組織と呼ぶが、2006年選挙で多くのパレスチナ人が支持し、ガザ自治領を実効統治する代表組織。イスラエルはそれを認めず、PLOとイスラエルの合意を承認しないテロ組織と指名。西岸地区自治領はファタハが統治政府。

🔻10月9日米英仏独伊5カ国首脳は「イスラエルの揺るぎない結束した支援」と共同声明

クローズアップ現代取材 ユーセフ・ハンマーシュさん
「夜になると新たな悪夢が始まります。眠れる者はほとんどいないだろう。眠れたとしても、あす起きられるかどうかは誰にもわからない。誰もが毎日、食べるものを探す闘いに直面している。この受け入れがたい状況の中で、世界は私たちを見捨てています。私たちは包囲され、電気も燃料も水もありません。攻撃が始まってからは爆撃がやむ時間は1秒もありません。いつ自分に(死ぬ)順番が回ってくるか、常に感じています」

NHK国際ニュース「国境なき医師団 白根麻衣子さん、退避し帰国。インタビュー記事より     みんなで廃材を拾ってきて、それを薪にして、火を起こして何か簡単なものを温かく料理する努力をするというような生活でした。最後の方は食料も尽きてきて、空爆やミサイル攻撃が続く中、日々物資が不足して、次の日に食べるものがもうなくなるかもという恐怖、あと2日しか飲む水がなく、もうほかに使う水は何もなくなったという状況に陥った時は、極限だったという風に思います。

🔻米下院共和党指導部がイスラエル支援法案の採決11月2日実施と発表。イスラエルに145億ドル(約2兆1700億円)を支援する内容

パレスチナ支援に携わる日本の4つのNGO「国境なき子ども達」「日本国際ボランティアセンター」「パルシック」「ピースウインズジャパン」連名で外務省に要請文提出。「一刻も速い停戦の外交努力と、ガザ地区の水、電気、食料、医療などの供給完全停止をやめさせ、緊急に人道回路の設置、人道支援の開始、人道的停戦に向けて行動開始を要請する」

11月20日中国習近平国家主席とフランスのマクロン大統領が電話会談し、イスラエル・パレスチナ情勢の悪化の回避が急務であり、「二国家共存」が根本的解決だという認識で一致

△[カイロ/ガザ/テルアビブ/ドーハ 11月22日 ロイター]                     イスラム組織ハマス(LEPIA注ガザからは選挙で選んだ政府代表)は、20日米国人人質2里を解放、イスラエルとは22日、パレスチナ自治区ガザの戦闘を4日間停止することで合意した。戦闘停止中に双方が拘束・拘留している人を解放する。燃料や医薬品、その他人道物資の輸送も実施する。合意はカタールとエジプト中心に仲介した。

ハマスの声明によると、ハマスが拘束する50人の女性と子どもを解放する、アメリカ人のと引き換えに、イスラエルが捕らえているパレスチナ人女性・子ども150人を釈放する。人道支援物資や医薬品、燃料を積んだ数百台のトラックがガザ全域への搬入を認められる。

戦闘停止期間中、ガザ全域でいかなる人物への攻撃、拘束も行わないことをイスラエル側が約束したという。また、航空機の飛行をガザ南部で完全に停止し、北部では現地時間午前10時から午後4時まで6時間停止する。イスラエル首相官邸の声明によると、停止期間中に50人が解放された後、10人の解放につき戦闘停止が1日延長される。ハマスの交換条件としての拘束パレスチナ人の解放には言及していない。ハマス側はこうした取り決めに触れていない。

【2】7月24日イスラエル・ネタニヤフ連立政権は多数決にて「最高裁判所が政治家を審議する権限剥奪」「政権が裁判官任命権を持つ」等基本法(憲法相当)「改正」強行採決!三権分立破壊と国内大規模抗議デモ ネタニヤフ支持率 イスラエル内相税金詐欺有罪、国家治安相は極右排外思想で、人種差別の教唆を繰り返し、有罪判決。ネタニヤフ自身も贈収賄で複数回起訴されている。基本法に、「有罪判決から7年間は閣僚にできない」とあった条文に対し、「執行猶予付きの閣僚の任命は認められる」と、「基本法(憲法に相当)改正」案を与党多数で可決した。ネタニヤフ自身も、閣僚も収賄容疑で起訴されたが、最高裁長官を政府へのクーデーターと称し、厳しく非難。

イスラエル国防軍ハルビー中将は「世論と分裂を承知しているが、国の安全を守る軍の能力にいかなる害を与えることも容認しない」と述べる。事前に野党が提案した留保案は全て否決され、反対野党は退席。首相は「選挙で選ばれた政府が、国民の大多数の意思に従って政策を導くことができる合理的改正案を可決した」と主張。その日、市民数千人がイスラエル全土で終日抗議行動。市民のデモは、三権分立破壊抗議し。10万人規模になるが、強行解散。イスラエル医師会は、ゼネストを725日実施」タイムズ・オブ・イスラエル                    

【3】処理水(政府筋)汚染水(批判筋)と国内外で賛否分かれるが、真の息詰まりは・・・    

<Q&A>なぜ原発の処理水を海に放出するの?いつになったら終わるの?」東京デジタル新聞https://www.tokyo-np.co.jp/article/272365 クリックで記事が読めます

「処理水放出、反対意見に触れず「副読本」の問題点は 識者に聞く」朝日デジタル新聞https://digital.asahi.com/articles/ASR9F77DPR95UGTB008.html クリックで記事が読めます 

「日本のメディアは腐っている!」海洋放出の真の理由 小出裕章さんが熱弁 Yahoo!ニュース  https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/415a0abe71ecf7c1de72e1476178be680e36fde1

クリックで、記事が読めます 

問題の焦点を2点挙げると、1点は、福島の漁業や商業・観光業、健康不安の影響の出る福島県民、前例のない30年事業の費用負担と健康不安に関わる日本国民、中国はじめ近隣諸国民に対し、十分理解されないまま、一方的結論ありきの放水であったこと言える。

特に2015年に政府と東電は、「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」との約束を反故にしてしまった。7月に福島大学元学長らが呼びかけた「福島円卓会議」は、「汚染水を抜本的に減らす対策を立てるべき」と、警鐘を鳴らした。小出裕章氏は他に方法はあると述べているが、以下の表に廃炉予定の2050年まで30年間かかると言われる事故処理費用を、日本経済センターが試算を出しているので、参照頂きたい。海洋放水の方が費用がかからない点も見逃せない。

2点目は、問題になっている福島第一原発処理水の放射性物質トリチウムは、完全に除去する方法が無く、実際、国内外の原子力施設で発生しており、既に今まで放水してきている。使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出す再処理施設では、燃料を細かく切断する際に、大量のトリチウムが出る。フランスの再処理施設ラ・アーグでは、大気中と海洋に放出し、1京ベクレルと桁違い。またイギリス・セラフィールド再処理工場では、近辺の小児白血病増加報告もある。生命の危険の不安は拭えない。

日本原燃が建設中の青森六ヶ所再処理工場の年間目標値は、9700兆ベクレルとしている。原発の使用済み核燃料を再処理し、ウランとプルトニウムを取り出し、MOX燃料とし、再び原発に戻し、残りは核のゴミとして海に放水する計画である。もし、今回、トリチウムの問題で海洋に放出できないとなると、日本の六ヶ所再処理工場の今迄の放水も、これからできない事になる。世界も、原発の使用済み核燃料の処理が問題となれば、放水している原発を明らかにしなければならない。原発そのものの稼働も許されないことに繋がる。

高速増殖炉もんじゅも、税金1兆円を投入しても、コントロールが難しく、火災事故を起こし、危険状態に陥った。停止しても一日5500万円の維持費がかかり、結局廃炉となったが、その費用は、33000円億円とNHKが報じた。

六ヶ所再処理工場は、1997年完成予定が、トラブルが相次ぎ、いまだに完成延期を26回も繰り返す有様である。使用済み核燃料の最終処分の目処が立たないままであるから、延期を繰り返しているのだろうか。今、再六ヶ所にある使用済み核燃料は最終処分は六カ所で引き受けない契約があり、引受先の行き場がなく、保管の費用も国民に重くかかってくる。

発再稼働の使用済み核燃料の中間貯蔵施設(高レベル放射性廃棄物の仮置き場)建設地を巡って紛糾しているのは、山口県上関町、長崎県対馬市である。調査容認の段階から交付金14000万円(原発マネー)が、毎年与えられる。

市民は、政府の再稼働政策に対してエネルギー政策と使われる費用を考え、また健康の心配や外交悪化の要因までなる原発エネルギー推進を容認するのか、、行き詰まりの原発にNO!の声を上げるべきではないだろうか。

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【4】1129日は「パレスチナ人民連帯国際デー」です。https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/2060/ 国連広報センター

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LEPIAは、ガザ市民・子ども医療救援目的のパレスチナドキュメンタリー映画&国際NGO/多摩大学非常勤講師、佐藤真紀さんファシリテーター「私たちは諦めない!希望のパレスチナを!できる事から始める会」を企画実施します。古井みずえさんから、以下の緊急上映のお願いメールが届きました。佐藤真紀さんもファシリテーター役の快諾を頂きました!                       

古井みずえ監督より「緊急上映会のお願い:今回の緊急上映会に限り、年内は上映料が無料です。売り上げはパレスチナ支援活動をしている日本の団体に寄付して下さい。

パレスチナの人々は75年もの長い間、イスラエルの占領に苦しめられ、抵抗運動を続けてきましたが、圧倒的な武力の違いがあります。今回のイスラエルの攻撃は常軌を逸しています。このままではガザが無くなってしまう勢いで、攻撃が続いています。ガザの市民、子ども達や病人まで巻き込むガザの惨事を止め、これ以上一般市民の犠牲を出さないために、私達はパレスチナ問題とは何か、現実に起こっている事を知ってほしいと思います

そのためにはガザ地区の実情をとらえた2つの映画『ガーダ パレスチナの詩』と『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』を、この機会にぜひ一人でも多くの方にご覧頂きたいと願っています。上映会を開いて、経費を除いた売り上げ、カンパを、ガザ支援のためにパレスチナ支援活動を行っている日本の団体に寄付していただきたいと思います。」   

<作品紹介>『ガーダ パレスチナの詩』https://tofoofilms.co.jp/catalog/catalog-110/ 『ぼくたちは見た ガザ・サムニ家の子どもたち』http://whatwesaw.jp

 

 

LEPIAジャーナル「視座と対話」No.3金木犀号

LEPIAジャーナル「視座と対話」発行日2023年10月20日/No.3金木犀号 /発行人ビタミン和子  

命・地球・平和共助・協働ネットワーク Life, Earth & Peace Innovation Activity

文京区湯島3-20-9 ニューハイツ湯島603号TEL080-4576-9993. mail inochi@lepia.org

LEPIAジャーナル「視座と対話」は、御参加ご連絡先を賜りました方へお届けします。ご意見ご感想・拡散歓迎! ご不要の方は、kawauchi@lepia.org 迄お知らせ下さい。現在、一斉配信システムに滞りが起こり、お届けが発行日より遅れ、お詫び申し上げます。

【目次】 

◆1)はじめに  命・地球・平和の危機迫る世界と日本に、共助・協働ネットワークの行動を! 

  命を尊ぶ在り方は・地球に感謝する在り方は・平和を愛する在り方は・・以下にスクロールされご覧下さい

◇2)LEPIA11月12月1月イベント予定(10月の LEPIAイベントは、全て好評の内に終了以下にスクロール下さい

◆3)  今号のニュース 以下にスクロール下さい

①イスラム組織ハマスからの攻撃とイスラエル最大の報復措置として大規模空爆    

②「7月24日イスラエル・ネタニヤフ首相連立政権は、政治家の議決の妥当性を最高裁判所が審議する権限を阻止する「基本法(憲法に相当)改正」案を与党多数で可決

処理水(政府筋)汚染水(批判筋)放水 国内外で賛否が分かれるが、真の行き詰まりは・・・     

4)2023/7/23 宇都宮健児弁護士LEPIA憲法カフェ当日資料・参加者ご感想 以下にスクロール下さい

◆5)LEPIAご紹介・ご寄付・賛助会員入会のお願い mailinochi@lepia.org Web http://lepia.org

LEPIAテレビ&ラジオ (YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCi1AzuBmNOMYBV35CynZ6IA

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◆1)はじめに 命・地球・平和の危機迫る世界と日本に、 共助・協働ネットワークの行動を!

命を尊ぶ在り方は・・地球に感謝する在り方は・・平和を愛する在り方は・・

LEPIA「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」理念の活動に、ご参加ご支援の皆様に心から感謝を申し上げます。今年の夏の異常な暑さは、気候変動の気温上昇による健康・命の危険さえ感じる現象でした。気候変動は、更に貧困や飢餓をも増大させていきます。

命・地球・平和の最大の破壊は、紛争・戦争です。続く紛争・戦争はウクライナだけではありません。例えばイエメンの紛争は、人口の66% 2,070万人以上が飢餓状態で半数は子ども達です。10分に一人の子どもが亡くなる悲惨さです。国内難民400万人、世界最大の人道危機ですが、報道が殆ど為されていません。

10月7日ハマスのイスラエルへ奇襲、人質交換要求に対して、イスラエルは、8日から閉じ込めた壁(ゲットー)の中のパレスチナ・ガザ地区に対し、過去最大の無差別報復攻撃を始めました。大変な人道危機が迫っています。

一方、殆ど報道されていませんが、7月にイスラエルからパレスチナに対し、ドローンの猛攻撃が行われていました。ビジネス短信(2023年7月4日記事クリックイスラエルからパレスチナへの攻撃はずっと続いています。パレスチナからイスラエルへの攻撃は、全世界のニュースになり、テロと称され、米国バイデン政権の指示も取り付けました。

日本の命の危機を直視しますと、自殺が増大し、2022年2万1881人(前年比874人増)でした。青少年の自殺は深刻で過去最多、世界ワースト1位です。男性は13年ぶりの増加、女性は3年連続増加で、無職が約54%半数以上を占めます。女性の自殺率も世界ワースト3位です。

今、日本の人々が変わる必要は、学びだけでなく、自信と、繋がる行動です。「環境問題に関心がある」と、殆どの日本人は答えますが、温暖化ガス排出量は世界第5位です。アンケート(出典:Ipsos)「人間は『気候変動』対応に寄与できるか」の質問に、世界の回答者平均77%は、イエスと答えたのに対し、日本の回答者はノーが5割、わからないが3割で、計8割が寄与できない現実です。

日本の人々は、世界貧困地帯の人々に、気候変動の皺寄せ被害が大きく行く視座や、未来世代に責任を持つ社会的行動のヴィジョン、その自信が無いと言えます。

12年前、LEPIAは設立時、海野和三郎初代理事長(東大名誉教授・天文物理学)は、「本質は、命・地球・平和の未来を守るか、破壊するかです。」と声明を出し、問いかけました。

命を尊ぶ在り方は多種多様な命のありのままの存在、基本的価値を重んじて活かしていく、共助・協働のシステムであり、人類を発展させる開放系です。自己中心に、自分の考えを主張し、相手を否定する分断は、命の基本的価値の否定、閉鎖系です。それは、優劣・差別・競争・憎悪・暴力・殺人、戦争へ進む在り方で、相手・他者を傷つけ、命や人類の破壊行為にまで至ります。多種多様な 命の基本的価値、個性をを尊ぶ共助・協働こそが、人類破壊に向かう認識を変え、命の有機的連続性を喜ぶ、真の人類文明に向かいます。

地球に感謝する在り方は人類に喫緊に迫る重要課題です。 地球の太陽エネルギー吸収と宇宙空間への熱放射のバランスは崩れ始め、気温や気候は、高熱を発し、非常に不安定になっています。台風・洪水・土砂災害・山火事等は頻繁に起こり、被害と死者は甚大です。エネルギー濫用、資源収奪を止め、地球機能回復への努力は、次世代の未来を守る事です。人類として個人として、農業含め自然環境、社会へ、使命に目覚め、今から行動する事です。

平和を愛するあり方は紛争・戦争は、自然に起こるものでなく、権力を持った人間が命令し、多くの人々が集団主義思考(時に狂信的)意識に強く左右され、選択を誤まって起こります。正しい情報をオープンにする事が、平和に必然の課題です。今、マスメディアや国は、その機能を果たしていますか。

「思想信条・言論・報道・表現の自由」が平和の生命線であり、一方通行の情報が、戦争の流れを作ります。 排斥型の人は、考え方の異なる他人の意見を否定し、人格攻撃、無視しがちです。自他の異なる立場や意見をどう調整するか、その努力が平和の根源です。集団の大勢に埋没する人は、 自分の人格をストップする事です。「一人の人格を否定する者が、世界平和を破壊するに等しく、一人の人格を尊重する者が、世界平和に貢献するに等しい。(タルムードより抜粋)」

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2)11月12月1月LEPIAイベント予定 (10月の LEPIAイベントは、全て好評の内に終了)

囲碁クラブ12時半〜参加費500円 荘子読書会13時半〜参加費500円 天文クラブ15時〜参加費1000円 講話者:米山忠興東洋大名誉教授 

会場:中野区鷺ノ宮3-37-15 「鷺ノ宮駅」北口6分「鷺ノ宮4丁目」バス停2分 詳細チラシは以下に有ります。

11月12日(日)第3日曜定例を第2日曜に変更!ご注意。会場は11月12月1月上記に同じ

12月17日(日)第3日曜定例 囲碁クラブ12時半〜 荘子読書会13時半〜 天文クラブ15時〜 

 1月15日(日)第3日曜定例 囲碁クラブ12時半〜 荘子読書会13時半〜 天文クラブ15時〜 

1月20日(土)LEPIA文化アカデミア「中国の政治をどう評価するか」第2回「中国の人権問題」大西広 慶大名誉教授  12時半〜15時 軽食付2000円

会場:いたばし倫理法人会モーニング会場 板橋区高島平1-83-1西台NCビル5階

次々回の第3回3月16日(土)「中国の民主主義問題」講話者:時間:会場:同上 

12月2日(土)憲法カフェ &  バー復活!(土)14時〜17時半定例第4日曜から変更!ご注意!

講話者:大山勇一弁護士「日本・世界の政治と憲法をめぐるこの1年を振り返る」

会場:ニューハイツ湯島6階603号文京区湯島3-20-9千代田線湯島駅5番出口5分スーパーサミット隣ビル 入場料1000円 学生無料  経済的に大変な方は200円〜自由カンパ➕カフェメニュー(30円から500円)終了後、希望者で同じ会場にて望年会(別途1000円)

1月26日(日)憲法カフェ&バー14時から17時半 講話者:宇都宮健児弁護士 詳細・会場は、 12月にお知らせします。テーマ:「日本国憲法 国民主権・基本的人権・恒久世界平和を貫き、  日本・世界の人々が幸福に!新年の語り合い」終了後、希望者で同じ会場にて新年会(別途1000円) 

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◆3)  今号のニュース

①イスラム組織ハマスからの攻撃とイスラエル最大の報復措置として大規模空爆 NHKガザ事務所から「地区に安全なシェルターはない。シェルターとされている学校も病院も無差別攻撃を受けている。いつ頭の上に爆弾が落ちてくるか解らない。」 「イスラエル、ハマスに言いたいことは?」の質問に答えて、「できればその質問は答えたくない。公平でいられる自信が無い。ただ言えるのは、70年続 いているパレスチナ人への攻撃、虐殺に対して世界は関心を払ってこなかった。それがイスラエル人が犠牲になった瞬間、関心を持った。イスラエルは、病院や民間の建物が破壊し、多くの市民を殺害し続けている。日本、国際社会は、ガザで何が起きているか、正確に知り、戦争を止めるためのあらゆる方策をとってほしい」

直近の7月3日に、イスラエルは、パレスチナ西岸地区で過去20年間で最大規模の軍事作戦を実施(https://www.youtube.com/watch?v=yVrvdVZbVGU)パレスチナ・アッバス議長は、国際社会にパレスチナ人の保護とイスラエルへの制裁を要望する一方、バイデン政権は「イスラエルの安全保障と自衛権を支持する」と発表。
パレスチナ支援に携わる日本の4つのNGO「国境なき子ども達」「日本国際ボランティアセンター」「パルシック」「ピースウインズジャパン」が連名で、外務省に要請文を提出。
「一刻も速い停戦の外交努力と、パレスチナガザ地区の水・電気・食料・医療などの供給完全停止をやめさせ、緊急に人道回路の設置、人道支援の開始、人道的停戦に向けての行動開始を要請。
10月9日米英仏独伊の欧米5カ国首脳は「イスラエルへの揺るぎない結束した支援」の共同声明を公表

②「7月24日イスラエル・ネタニヤフ首相連立政権は政治家の議決の妥当性を最高裁判所が審議する権限を阻止する「基本法(憲法に相当)改正」案を与党多数で可決。事前に野党が提案した留保案は全て否決、反対野党は退席。首相は「選挙で選ばれた政府が、国民の大多数の意思に従って政策を導くことができるように、合理的改正案を可決した」と主張。その日、市民数千人がイスラエル全土で終日抗議行動したが、強行的に解散させられた。イスラエル医師会は、ゼネストを7月25日に実施した。」タイムズ・オブ・イスラエル 

さらに市民のデモは、三権分立破壊であると、市民10万人に膨れ上がっている。発端は、ネタニヤフ首相新政権の閣僚に脱税有罪判決、罷免が出されたから。憲法に相当する基本法に、「有罪判決から7年間は閣僚にできない」と有り、一旦罷免された閣僚を、ネタニヤフ首相は、「執行猶予付きの閣僚の任命は認められる」と国会で「基本法(憲法に相当)改正」案を与党多数で可決したことから、抗議が拡大してきている。

③処理水(政府筋)汚染水(批判筋)放水 国内外で賛否が分かれるが、真の 行き詰まりは・・・ クリックで各添付資料と記事本文とが読めます。

「<Q&A>なぜ原発の処理水を海に放出するの?いつになったら終わるの?」東京デジタル新聞https://www.tokyo-np.co.jp/article/272365 クリックで記事が読めます クリックで各添付資料と記事本文とが読めます。

「処理水放出、反対意見に触れず「副読本」の問題点は 識者に聞く」朝日デジタル新聞https://digital.asahi.com/articles/ASR9F77DPR95UGTB008.html クリックで記事が読めます 

「日本のメディアは腐っている!」海洋放出の真の理由 小出裕章さんが熱弁 Yahoo!ニュース  https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/415a0abe71ecf7c1de72e1476178be680e36fde1リックで、記事が読めます 

問題の焦点を2点挙げると、1点は、福島の漁業や商業・観光業、健康不安の影響の出る福島県民、前例のない30年事業の費用負担と健康不安に関わる日本国民、中国はじめ近隣諸国民に対し、十分理解されないまま、一方的結論ありきの放水であったこと言える。

特に2015年に政府と東電は、「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」との約束を反故にしてしまった。7月に福島大学元学長らが呼びかけた「福島円卓会議」は、「汚染水を抜本的に減らす対策を立てるべき」と、警鐘を鳴らした。小出裕章氏は他に方法はあると述べているが、以下の表に廃炉予定の2050年まで30年間かかると言われる事故処理費用を、日本経済センターが試算を出しているので、参照頂きたい。海洋放水の方が費用がかからない点も見逃せない。

2点目は、問題になっている福島第一原発処理水の放射性物質トリチウムは、完全に除去する方法が無く、実際、国内外の原子力施設で発生しており、既に今まで放水してきている。使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出す再処理施設では、燃料を細かく切断する際に、大量のトリチウムが出る。フランスの再処理施設ラ・アーグでは、大気中と海洋に放出し、1京ベクレルと桁違い。またイギリス・セラフィールド再処理工場では、近辺の小児白血病増加報告もある。生命の危険の不安は拭えない。

日本原燃が建設中の青森六ヶ所再処理工場の年間目標値は、9700兆ベクレルとしている。原発の使用済み核燃料を再処理し、ウランとプルトニウムを取り出し、MOX燃料とし、再び原発に戻し、残りは核のゴミとして海に放水する計画である。もし、今回、トリチウムの問題で海洋に放出できないとなると、日本の六ヶ所再処理工場の今迄の放水も、これからできない事になる。

世界も、原発の使用済み核燃料の処理が問題となれば、放水している原発を明らかにしなければならない。原発そのものの稼働も許されないことに繋がる。

高速増殖炉もんじゅも、税金1兆円を投入しても、コントロールが難しく、火災事故を起こし、危険状態に陥った。停止しても一日5500万円の維持費がかかり、結局廃炉となったが、その費用は、3兆3000円億円とNHKが報じた。

六ヶ所再処理工場は、1997年完成予定が、トラブルが相次ぎ、いまだに完成延期を26回も繰り返す有様である。使用済み核燃料の最終処分の目処が立たないままであるから、延期を繰り返しているのだろうか。今、再六ヶ所にある使用済み核燃料は、行き場がなく、保管の費用も国民に重くかかってくる。

発再稼働の使用済み核燃料の中間貯蔵施設(高レベル放射性廃棄物の仮置き場)建設地を巡って紛糾しているのは、山口県上関町、長崎県対馬市である。調査容認の段階から交付金1億4000万円(原発マネー)が、毎年与えられる。

市民は、エネルギー政策と使われる費用を考え、また健康の心配や外交悪化の要因までなる原発エネルギー推進を容認するのか、政府の再稼働政策に対して、声を上げる時ではないだろうか。

④日本女性のジェンダーギャップ(男女平等格差)達成度2022年度世界146カ国中125位最低レベル。日本女性の自殺率3年連続増大、世界ワースト3位。 「ジェンダー」とは、先天的・身体的・ 生物学的に個体が持つ性別に対し「社 会的・文化的に形成された性別」のこと。 男性ないし女性にとってふさわしいと考え られている役割・思考・行動・表象全般を指す。 「ジェンダーギャップ」とは、男女の 違いにより生じる格差のことを表す。

ジェンダーギャップ指数とは、WEF(世界経済フォーラム)が毎年公表しているもので、雇用・経済的自立、経営者・議員の占める割合、暴力への対応、教育水準、健康寿命などから算出される男女格差 を示す指標。日本の順位は3年前 114位、2年前116 位、昨年125位と男女格差・不平等は改善が進まず、深刻化が増している。(男女平等1位アイスランド2位ノルウエー3位フィンランド4位スウエーデン5位)                                                                                                                                                              

日本は、女性のあらゆる差別を受けない権利と平等の権利を保障する女性差別撤廃条約は批准した。しかし、2000年、女性差別撤廃条約の実効性を強化する為、個人通報制度と調査制度を認める国連決議が採択された、が、189カ国中114カ国が批准する中、日本は、まだ批准せず

東京新聞一面に、女性差別が日本で解消されない要因を明確に述べているニュースキャスター安藤優子氏の記事があった。自身の博士論文を基に「自民党の女性認識イエ中心主義」明石書店から出版。「女性の生き辛さ」の背景に、戦後長く政権を担ってきた自民党の政治思考があると指摘。社会保障費を抑え「家庭内安全保障」「伝統的家庭像」「自助」の名の下に、個人をないがしろにしている現実を指摘。女性に保障されるべき人権問題が「社会や家族が壊れる」「個人のわがまま」と指摘。「女性の生き辛さを政治問題を棚上げし、当事者側の問題だというすり替えがあり、許されない」と断じる。

4)2023/7/23 宇都宮健児弁護士 LEPIA憲法カフェ

テーマ「入管難民法改正と外国人の人権」当日資料・参加者ご感想

当日資料 SSI¥2023.7.23????? 法改正と外国人の人権」クリックして、お読み下さい

 

6)LEPIAご紹介、賛助会員ご入会・ご寄付ご案内・サポーター大募集! お問合せ   お振込先

 LEPIA=命・地球・平和共助・協働ネットワーク ( Life, Earth & Peace Innovation Activity)

   mail inochi@lepia.org  巣鴨信用金庫光が丘支店普通預金 口座番号 3166963 LEPIA代表渡辺和。 カンパ1円から大切に賜ります。

[LEPIAの歴史]                                        

2011年3、11東日本大震災による原子力発電所爆発に、太陽集光熱・自然エネルギー研究会として重く責任を感じ、救援活動を開始すべく翌日に定款を作成・提出。4月一般社団法人認可、命・地球・平和産業協会Life,Earth & PeaceIndustryAssociation =LEPIAを設立。代表の海野和三郎東大名誉教授は、理事長として以下の声明と方針を出しました。

本質は、命・地球・平和の未来を守るか、破壊するかです海・森・生き物・太陽・水の豊かな地球は、つながる命の感動を創ってきました。それを現代人が破壊するのは許されません。」

子供たちに未来を心配させる大人の自己中心的経済産業構造を止める             

人類救済と進化への学習・研究・応用を共有する                    

命・地球・平和を守り、希望に満ちた未来を構築する自信を育てる            

誰もが固有の能力と使命を自覚し、行動していく場を作る 

複数企業から一般社団法人 命・地球・平和産業協会)賛同・ご支援を頂き、被災者救援活動並びに学習研究活動を開始。自然エネルギー・環境問題、平和問題シンポジウムの他、サークル活動等々10年間活動を続けましたが、コロナ禍により活動停止に至りました。                  その時「今までの無料の憲法学習や自然環境保護の学習会を続けてほしい。毎月200円なら出せます」と、生活保護の方々から賛助会費の御提言を頂き、それを励みに再建をスタートさせました

2021年4月、新たに、市民の賛助会員制度とボランティアサポーター、運営責任を持つコア運営委員会を以て、命・地球・平和共助・協働ネットワーク( Life, Earth & Peace Innovation Activity = LEPIA )を再建し、現在2年半ですLEPIAは、「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」理念を受け継いで活動しています。

基本的人権を学び、主権者の力量を高める「憲法カフェ」隣国から平和外交を願った「西郷隆盛・征韓論の嘘と真実」中国文化を楽しむ「囲碁クラブ」世俗の虚妄から無為自然の「荘子読書会」インクルーシブな宇宙法則の「天文クラブ」等々定例イベントから再開しました。             

LEPIAメディアニュース、LEPIA ラジオ・TVHPFacebookも継続し、情報や広報を実施。賛助会員、ボランティアサポーター・コア運営委員の賛助会費と献身的な活動に支えられながら、協議運営と共に、交流や誕生会なども楽しんでいます

202110月、LEPIA理念の市民共育と、活躍するリーダー輩出めざし、LEPIA文化アカデミア創立。以下の精神的土台・活動指標を掲げ、共育と事業活動として展開しています。             

精神的土台1)自由 2)平等 3)友愛敬愛 4)対話 5)謙虚 6)寛容          活動指標 ) 自己再生・自信・リーダー精神2)子ども・若者・全世代の繋がり3)多様性・民族・自治の尊重 4)効率より共助・協働 5)世界平和・人類の幸福に貢献 

2022年7月自由論議ML(対話・共助・協働MLへ移行)を開設。双方向性の論議や、知識の深まり、実践的情報交換、LEPIAの精神的土台と活動指標を提示して、専門的知識や意見、文化の紹介、歴史の振り返り等LEPIAの方針形成に寄与頂きました。ただ、現代の日本や世界は、「命・地球・平和」の現実問題が山積するばかりで、問題解決に向かう大小の実践報告や、未来世代を見通した本質的視点を摂取することが切実に求められています

LEPIA役員・識者の論議重視の「自由論議ML」から、賛助会員全てにご参加頂き、多様性、独自性、柔軟性の集合知創出と実践報告や繋がりをめざして参ります。「対話と共助・協働ML」へ名称変更し、趣旨と規定を会員に明示します。

[LEPIA理念の現実創造と財政基盤賛助会員へのお願い・特典]

LEPIAは、人類の願いに通じる「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛し、人類すべての幸福創出に寄与する」理念掲げ、「未知の知見」共有と「新しいコミュニティ文化の喜び」を学び、実践の枠を広げていきます

LEPIA 文化アカデミアから、集合知とリーダーに向かう自信と学び、

温かい繋がりと対話の文化、

日本と世界の視座で、LEPIAは活動して参ります。

志ある人々全てに学びと実践の喜びの門を開きます。                      

学生や経済的に大変な方には、賛助会員のご支援で、参加の無料・自由カンパ制度もあります。ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

1ヶ月200円から3000円までの一定額を財政支援として、感謝し頂いています。支援頂けます方には、入会基金1000円と、毎月2ヶ月分~1年分一括で、以下の様に金額を選択頂き、賛助会員に是非とも、ご入会下さいますように、お願いを申し上げます。

1ヶ月200  1年分一括2400  1ヶ月250  1年分一括3000円 半年毎に1,500円等自由選択   

1ヶ月500円 半年分3000円 1年分一括6000円 自由選択

1ヶ月1000円 半年分6000円 1年分一括12000 自由選択 1ヶ月2000円・1ヶ月3000円会費もあり(任意) 

巣鴨信用金庫光が丘支店普通預金 口座番号 3166963 LEPIA代表渡辺和子へお振込みか、直接にご入金をよろしくお願い申し上げます。 任意の自由カンパも1円から大切に賜ります。

賛助会員には年1回コア運営委員会・サポーター協議・決議の総会における会計・活動報告をお届けします。季節に応じた交流会を再開しますお花見、総会後の懇親会、暑気払い、新年会、説明交流会、自由茶論など。

◎賛助会員には、関心、得意分野・能力発揮等のアンケート(任意)を、ご希望に沿う充実したLEPIA活動のため、個性発揮・企画運営をご一緒する目的で、お願いしています。             その他の目的使用は一 切ありません。

サポーターは、半年以上LEPIAイベントに参加頂き、ご理解頂いて、ご希望の担当を御相談の上、お願いします。サポーター協議会を随時開催し、企画運営をご検討頂きます。サポーターは、経済状況により、交通費・食費等を支援する場合も有ります。

コア運営委員は、1年以上サポーターや、献身的に運営に寄与下さった賛助会員の方のうち、LEPIAから就任をお願いし、共に企画・運営前派と財政に責任を持ちます。尚、報酬はありません。

◎ささやかですが、お誕生日プレゼントがあります。直接ご参加される方には、楽しいミニイベントを催し、親睦を図ります。その月にご参加できない賛助会員には、細やかですがプレゼントをお届けします。

◎入会1年以降、毎年入会された月に、賛助御礼としてイベント1回分ご友人ご招待チケットをプレゼントします。ご家族ご友人とご一緒に、イベントをお楽しみください。

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    LEPIA=命・地球・平和共助・協働ネットワーク ( Life, Earth & Peace Innovation Activity)

TEL 080-4576-9993

mail inochi@lepia.org

Web http://lepia.org

facebook https://www.facebook.com/lepia999

LEPIAテレビ&ラジオ (YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCi1AzuBmNOMYBV35CynZ6IA

コア運営委員会・サポーター協議会代表 ビタミン和子 こと 渡辺和子

東京都文京区湯島3−20−9ニューハイツ湯島6階

 

 

LEPIAニュース「視座と対話」第3号

LEPIAニュース=視座と対話=発行日2023年10月15日 発行人ビタミン和子  

命・地球・平和共助・協働ネットワーク  Life, Earth & Peace Innovation Activity                              

文京区湯島3-20-9 ニューハイツ湯島603号TEL080-4576-9993. mail inochi@lepia.org

LEPIAニュース「視座と対話」は、御参加ご連絡先を賜りました方へお届けします。ご意見ご感想・拡散歓迎! ご不要の方は、kawauchi@lepia.org 迄お知らせ下さい。

【目次】 お読みになりたい項目を以下にスクロール下さい。

◆1)はじめに  命・地球・平和の危機に在る世界に 共助・協働ネットワークの行動を   命を尊ぶ在り方は・・地球に感謝する在り方は・・平和を愛する在り方は・・                                                  

2) LEPIA10月の予定                                                                                   

10/15(日) 次回は11/12(日)第2日曜に変更。囲碁クラブ12時半〜荘子読書会13時半〜天文クラブ15時〜講話者:米山忠興東洋大名誉教授 会場:中野区鷺ノ宮3-37-15 「鷺ノ宮駅」北口6分「鷺ノ宮4丁目」バス停2分 詳細チラシは以下に表示

10/21(土)12時半〜軽食付「中国の政治をどう評価するか 第1回中国の民族問題」大西広 慶大名誉教授 いたばし倫理法人会モーニング会場 板橋区高島平1-83-1西台NCビル5階 詳細チラシは以下に表示

10/29(日)13時半〜憲法カフェ「日中国交正常化した先人の尽力と、日中間の基本文書に見る台湾問題」内田雅敏弁護士会場:ニューハイツ湯島6階603号文京区湯島3-20-9千代田線湯島駅5番出口5分 詳細チラシは以下に表示 

◆3)  今号のニュース 以下スクロールでご覧ください。

イスラム組織ハマスからの攻撃とイスラエル最大の報復措置として大規模空爆    

「7月24日イスラエル・ネタニヤフ首相連立政権は、政治家の議決の妥当性を最高裁判所が審議する権限を阻止する「基本法(憲法に相当)改正」案を与党多数で可決

処理水(政府筋)汚染水(批判筋)放水 国内外で賛否が分かれるが、真の行き詰まりは・・・     

日本女性のジェンダーギャップ(男女平等格差)達成度2022年世界146カ国中125位最低レベル

4)2023/7/23 宇都宮健児弁護士LEPIA憲法カフェ当日資料・参加者ご感想

テーマ「入管難民法改正と外国人の人権」  スクロールで記事/当日資料をご覧ください。   

)映画の紹介「明日の少女」チャン・ヨンギュ監督 以下スクロールでご覧ください。

6)LEPIAご紹介・ご寄付・賛助会員ご入会のお願い  以下スクロールでご覧ください。

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 ◆1)はじめに 命・地球・平和の危機に脅かされる世界へ 共助・協働ネットワークの行動を!

命を尊ぶ在り方は・・地球に感謝する在り方は・・平和を愛する在り方は・・

LEPIA「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」理念の活動に、ご参加ご支援の皆様に心から感謝を申し上げます。今年の夏の異常な暑さは、気候変動の気温上昇による健康・命の危険さえ感じる現象でした。気候変動は、更に貧困や飢餓をも増大させていきます。

命・地球・平和の最大の破壊は、紛争・戦争です。続く紛争・戦争はウクライナだけではありません。例えばイエメンの紛争は、人口の66% 2,070万人以上が飢餓状態で半数は子ども達です。10分に一人の子どもが亡くなる悲惨さです。国内難民400万人、世界最大の人道危機ですが、報道が殆ど為されていません。

10月7日のハマスのイスラエルへ奇襲、人質交換要求に対して、イスラエルは、8日から閉じ込めた壁(ゲットー)の中のパレスチナ・ガザ地区に対し、過去最大の無差別報復攻撃を始めました。大変な人道危機が迫っています。一方、殆ど報道されていませんでしたが、7月にイスラエルからパレスチナに対し、ドローンの猛攻撃が行われていたのです。ビジネス短信(2023年7月4日記事クリック

日本の命の危機を直視しますと、自殺が増大し、2022年2万1881人(前年比874人増)でした。青少年の自殺率は深刻で過去最多、世界ワースト1位です。男性は13年ぶりの増加、女性は3年連続増加で、無職が約54%半数以上を占めます。女性の自殺率も世界ワースト3位です。

今、日本の人々が変わる必要は、学びだけでなく、自信と、繋がる行動です。「環境問題に関心がある」と、殆どの日本人は答えますが、温暖化ガス排出量は世界第5位です。アンケート(出典:Ipsos)「人間は『気候変動』対応に寄与できるか」に、世界の回答者平均77%はイエスと答えたのに対し、日本の回答者はノーが5割、わからないが3割で、計8割が寄与できない現実です。日本の人々は、世界貧困地帯の人々に、気候変動の皺寄せ被害が大きく行く視座や、未来世代に責任を持つ社会的行動のヴィジョン、その自信が無いと言えます。

12年前、LEPIAは設立時、海野和三郎初代理事長(東大名誉教授)は、「本質は、命・地球・平和の未来を守るか、破壊するかです。」と声明を出し、問いかけました。

命を尊ぶ在り方は、多種多様な命のありのままの存在、基本的価値を重んじて活かしていく共助・協働のシステムであり、人類を発展させる開放系です。自己中心に、自分の考えを主張し、相手を否定する分断は、命の基本的価値の否定、閉鎖系です。それは、優劣・差別・競争・憎悪・暴力・殺人、戦争へ進む在り方で、相手・他者を傷つけ、命や人類の破壊行為にまで至ります。多種多様な 命の基本的価値、個性をを尊ぶ共助・協働こそが、人類破壊の認識を変え、命の有機的連続性を喜ぶ真の人類文明に向かいます。

地球に感謝する在り方は、人類に喫緊に迫る重要課題です。 地球の太陽エネルギー吸収と宇宙空間への熱放射のバランスは崩れ始め、気温や気候は、高熱を発し、非常に不安定になっています。台風・洪水・土砂災害・山火事等は頻繁に起こり、被害と死者は甚大です。エネルギー濫用、資源収奪を止め、地球機能回復への努力は、次世代の未来を守る事です。人類として個人として、農業含め自然環境、社会へ、使命に目覚め、今から行動する事です。

平和を愛するあり方は、紛争・戦争は、自然に起こるものでなく、権力を持った人間が命令し、多くの人々が集団主義思考(時に狂信的)意識に強く左右され、選択を誤まって起こります。正しい情報をオープンにする事が、平和に必然の課題です。今、マスメディアや国は、その機能を果たしていますか。「思想信条・言論・報道・表現の自由」が平和の生命線であり、一方通行の情報が 戦争の流れを作ります。 排斥型の人は、考え方の異なる他人の意見を否定し、人格攻撃、無視しがちです。自他の異なる立場や意見をどう調整するか、その努力が平和の根源です。集団の大勢に埋没する人は、 自分の人格をストップする事です。「一人の人格を否定する者が、世界平和を破壊するに等しく、一人の人格を尊重する者が、世界平和に貢献するに等しい。(タルムードより抜粋)」

◆2)LEPIA10月の予定

10/15(日)囲碁クラブ12時半〜 荘子読書会13時半〜  天文クラブ15時〜 米山忠興 東洋大名誉教授  会場:中野区鷺ノ宮鷺ノ宮3-37-15 鷺ノ宮駅北口6分 鷺ノ宮4丁目バス停2分        次回は11月12日(日)第2日曜に変更です。

10/21(土)12時半〜軽食付「中国の政治をどう評価するか 第1回中国の民族問題」大西広 慶大名誉教授   いたばし倫理法人会モーニング会場 板橋区高島平1-83-1 西台NCビル5階 

10/29(日)13時半〜憲法カフェ「日中国交正常化した先人の尽力と日中間基本文書に見る台湾問題」内田雅敏弁護士   会場:ニューハイツ湯島6階603号文京区湯島3-20-9千代田線湯島駅5番5分 

◆3)  今号のニュース

①イスラム組織ハマスからの攻撃とイスラエル最大の報復措置として大規模空爆NHKガザ事務所から「地区に安全なシェルターはない。シェルターとされている学校も病院も無差別攻撃を受けている。いつ頭の上に爆弾が落ちてくるか解らない。」 「イスラエル、ハマスに言いたいことは?」の質問に答えて、「できればその質問は答えたくない。公平でいられる自信が無い。ただ言えるのは、70年続 いているパレスチナ人への攻撃、虐殺に対して世界は関心を払ってこなかった。それがイスラエル人が犠牲になった瞬間、関心を持った。イスラエルは、病院や民間の建物が破壊し、多くの市民を殺害し続けている。日本、国際社会は、ガザで何が起きているか、正確に知り、戦争を止めるためのあらゆる方策をとってほしい」

直近の7月3日に、イスラエルは、パレスチナ西岸地区で過去20年間で最大規模の軍事作戦を実施(https://www.youtube.com/watch?v=yVrvdVZbVGU)パレスチナ・アッバス議長は、国際社会にパレスチナ人の保護とイスラエルへの制裁を要望する一方、バイデン政権は「イスラエルの安全保障と自衛権を支持する」と発表。
パレスチナ支援に携わる日本の4つのNGO「国境なき子ども達」「日本国際ボランティアセンター」「パルシック」「ピースウインズジャパン」が連名で、外務省に要請文を提出。
「一刻も速い停戦の外交努力と、パレスチナガザ地区の水・電気・食料・医療などの供給完全停止をやめさせ、緊急に人道回路の設置、人道支援の開始、人道的停戦に向けての行動開始を要請。
10月9日米英仏独伊の欧米5カ国首脳は「イスラエルへの揺るぎない結束した支援」の共同声明を公表

②「7月24日イスラエル・ネタニヤフ首相連立政権は政治家の議決の妥当性を最高裁判所が審議する権限を阻止する「基本法(憲法に相当)改正」案を与党多数で可決。事前に野党が提案した留保案は全て否決、反対野党は退席。首相は「選挙で選ばれた政府が、国民の大多数の意思に従って政策を導くことができるように、合理的改正案を可決した」と主張。その日、市民数千人がイスラエル全土で終日抗議行動したが、強行的に解散させられた。イスラエル医師会は、ゼネストを7月25日に実施した。」タイムズ・オブ・イスラエル 

さらに市民のデモは、三権分立破壊であると、市民10万人に膨れ上がっている。発端は、ネタニヤフ首相新政権の閣僚に脱税有罪判決、罷免が出されたから。憲法に相当する基本法に、「有罪判決から7年間は閣僚にできない」と有り、一旦罷免された閣僚を、ネタニヤフ首相は、「執行猶予付きの閣僚の任命は認められる」と国会で「基本法(憲法に相当)改正」案を与党多数で可決したことから、抗議が拡大してきている。

史上最も右寄りのネタニヤフ政権強行の「司法制度改革改正」は、国外移住を検討する人が3割との世論調査まで出ており、史上最も右寄りのネタニヤフ政権が強行する「司法制度改正」は、国外移住を検討する人が3割という世論調査まで出た。ハイテク企業・強大な軍事力・強権国家は、今や民主主義破壊と国民の分断に陥っている。

③処理水(政府筋)汚染水(批判筋)放水 国内外で賛否が分かれるが、真の 行き詰まりは・・・     

「<Q&A>なぜ原発の処理水を海に放出するの?いつになったら終わるの?」東京デジタル新聞https://www.tokyo-np.co.jp/article/272365 クリックで記事が読めます 

「処理水放出、反対意見に触れず「副読本」の問題点は 識者に聞く」朝日デジタル新聞https://digital.asahi.com/articles/ASR9F77DPR95UGTB008.html クリックで記事が読めます 

「日本のメディアは腐っている!」海洋放出の真の理由 小出裕章さんが熱弁 Yahoo!ニュース  https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/415a0abe71ecf7c1de72e1476178be680e36fde1   リックで、記事が読めます 

問題の焦点を2点挙げると、1点は、福島の漁業や商業・観光業、健康不安の影響の出る福島県民、前例のない30年事業の費用負担と健康不安に関わる日本国民、中国はじめ近隣諸国民に対し、十分理解されないまま、一方的結論ありきの放水であったこと。特に2015年に政府と東電は、「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」との約束を反故にしてしまったことが挙げられる。7月に福島大学元学長らが呼びかけた「福島円卓会議」は、「汚染水を抜本的に減らす対策を立てるべき」と、警鐘を鳴らした。小出裕章氏は他に方法はあると述べているが、以下の表に廃炉予定の2050年まで30年間かかると言われる事故処理費用を、日本経済センターが試算を出している。海洋放水の方が費用がかからない点も見逃せない。

2点目は、問題になっている福島第一原発処理水の放射性物質トリチウムは、完全に除去する方法が無く、実際、国内外の原子力施設で発生しており、既に今まで放水してきている。とりわけ、使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出す再処理施設では、燃料を細かく切断する際に、大量のトリチウムが出る。フランスの再処理施設ラ・アーグでは、大気中と海洋に放出し、1京ベクレルと非常に多い。またイギリスのセラフィールドの再処理工場近辺の小児白血病増加の報告もある。世界は、核のゴミを放出せざるを得ないという現実を直視し、核エネルギーが真に人類にとって有益か、問い直す必要がある。

日本原燃が建設中の青森六ヶ所再処理工場の年間目標値は、9700兆ベクレルとしている。原発の使用済み核燃料を再処理し、ウランとプルトニウムを取り出し、MOX燃料とし、再び原発に戻し、残りは核のゴミとして海に放水する計画だが、もし、今回、トリチウムの問題で海洋に放出できないとなると、日本の六ヶ所再処理工場の放水も、これからできない事になり、世界も、原発の使用済み核燃料の処理が問題となり、放水している原発を明らかにしなければならない。原発そのものの稼働も許されないことに繋がる。

高速増殖炉もんじゅも、税金1兆円を投入しても、結局コントロールが難しく、火災事故を起こし、危険状態に陥った。、停止しても一日5500万円の維持費がかかり、結局廃炉となったが、その費用は、3兆3000円億円とNHKが報じた。

六ヶ所再処理工場は、1997年完成予定が、トラブルが相次ぎ、いまだに完成延期を26回も繰り返す有様である。使用済み核燃料の最終処分の目処が立たないままであるから、延期を繰り返しているのだろうか。今、再六ヶ所にある使用済み核燃料は、行き場がなく、保管の費用も国民に重くかかってくる。            

原発再稼働の使用済み核燃料の中間貯蔵施設(高レベル放射性廃棄物の仮置き場)建設地を巡って紛糾しているのは、山口県上関町、長崎県対馬市である。調査容認する段階から交付金1億4000万円(原発マネー)が、毎年与えられる。

市民は、エネルギー政策と使われる費用を考え、また健康の心配や外交悪化の要因までなる原発エネルギー推進を容認するのか、政府の再稼働政策に対して、声を上げる時ではないだろうか。

④日本女性のジェンダーギャップ(男女平等格差)達成度2022年度世界146カ国中125位最低レベル。日本女性の自殺率が3年連続増大、世界ワースト3位。ェンダー」とは、先天的・身体的・ 生物学的に個体が持つ性別に対し「社 会的・文化的に形成された性別」のこと。 男性ないし女性にとってふさわしいと考え られている役割・思考・行動・表象全般を 指す。 「ジェンダーギャップ」とは、男女の 違いにより生じる格差のこと。

ジェンダーギャップ指数とは、WEF(世界経済フォーラム)が毎年公表しているもので、雇用・経済的自立、経営者・議員の占める割合、暴力への対応、教育水準、健康寿命などから算出される男女格差 を示す指標。日本の順位は3年前 114位、2年前116 位、昨年125位と男女格差・不平等は改善が進まず、深刻化が増している。(男女平等1位アイスランド2位ノルウエー3位フィンランド4位スウエーデン5位)                                                                                                                                                                 日本は、女性のあらゆる差別を受けない権利と平等の権利を保障する女性差別撤廃条約は批准した。2000年、女性差別撤廃条約の実効性を強化の為、個人通報制度と調査制度を認める国連決議が採択されたが、189カ国中114カ国が批准する中、日本は、まだ批准していない。

東京新聞一面に、女性差別が日本で解消されない要因を明確に述べているニュースキャスター安藤優子氏の記事があった。自身の博士論文を基に「自民党の女性認識イエ中心主義」明石書店から出版。「女性の生き辛さ」の背景に、戦後長く政権を担ってきた自民党の政治思考があると指摘。社会保障費を抑え「家庭内安全保障」「伝統的家庭像」「自助」の名の下に、個人をないがしろにしている現実を指摘。女性に保障されるべき人権問題が「社会や家族が壊れる」「個人のわがまま」と指摘。「女性の生き辛さを政治問題を棚上げし、当事者側の問題だというすり替えがあり、許されない」と断じている。

4)2023/7/23 宇都宮健児弁護士憲法カフェ                                                                         テーマ「入管難民法改正と外国人の人権」当日資料・参加者ご感想

宇都宮健児弁護士講話は、後日LEPIAラジオ(Youtube)で放送します。

当日資料 SSI¥2023.7.23????? 法改正と外国人の人権」クリックで読めます。

5)映画の紹介「明日の少女」チャン・ヨンギュ監督                      

ダンスの好きな明るい女子高校生ソヒは、卒業を前に、学校から紹介された大手通信社の下請け会社で、実習生として働き始める。しかし、そこは成果第一主義で、契約の賃金も削られ、実習生を使い捨てにする職場であった。高いノルマをやりきれず、苦しむソヒ。彼女をかばったチーム長が自殺する。一層傷ついたソヒは、逃げ場を見出せないまま、貯水地に身を沈める。担当した刑事は、チーム長の不当労働行為を告発する遺書を読み、若者達の劣悪な労働環境、学校や行政の放置や怠慢、非正規や失業の不安の中に生きる若者の絶望を知る。若いソヒのかけがえのない命と歪んだ経済社会。本来守られるべき子どもや若者が未来を奪われ、搾取される現実。実際に韓国であった高校生自死の実話から制作。韓国も日本と並び、若者の自殺が多い国です。国際的に多くの賞を受けた作品です。 

神奈川横浜ジャック&ベティにて上映

10月14日(土)〜10月20日(金) 11:50〜14:15
18:05〜20:30
10月21日(土)〜10月27日(金) 18:10〜20:30

6)LEPIAご紹介・ご寄付・賛助会員ご入会のお願い

[LEPIAの歴史]

2011年3、11東日本大震災による原子力発電所爆発に、太陽集光熱・自然エネルギー研究会として重く責任を感じ、救援活動を開始すべく翌日に定款を作成・提出。4月一般社団法人認可、命・地球・平和産業協会Life,Earth & PeaceIndustryAssociation =LEPIAを設立。代表の海野和三郎東大名誉教授は、理事長として以下の声明と方針を出しました。

本質は、命・地球・平和の未来を守るか、破壊するかです海・森・生き物・太陽・水の豊かな地球は、つながる命の感動を創ってきました。それを現代人が破壊するのは許されません。」

子供たちに未来を心配させる大人の自己中心的経済産業構造を止める             

人類救済と進化への学習・研究・応用を共有する                    

命・地球・平和を守り、希望に満ちた未来を構築する自信を育てる            

誰もが固有の能力と使命を自覚し、行動していく場を作る 

複数企業から一般社団法人 命・地球・平和産業協会)賛同・ご支援を頂き、被災者救援活動並びに学習研究活動を開始。自然エネルギー・環境問題、平和問題シンポジウムの他、サークル活動等々10年間活動を続けましたが、コロナ禍により活動停止に至りました。                  その時「今までの無料の憲法学習や自然環境保護の学習会を続けてほしい。毎月200円なら出せます」と、生活保護の方々から賛助会費の御提言を頂き、それを励みに再建をスタートさせました

2021年4月、新たに、市民の賛助会員制度とボランティアサポーター、運営責任を持つコア運営委員会を以て、命・地球・平和共助・協働ネットワーク( Life, Earth & Peace Innovation Activity = LEPIA )を再建し、現在2年半ですLEPIAは、「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」理念を受け継いで活動しています。

基本的人権を学び、主権者の力量を高める「憲法カフェ」隣国から平和外交を願った「西郷隆盛・征韓論の嘘と真実」中国文化を楽しむ「囲碁クラブ」世俗の虚妄から無為自然の「荘子読書会」インクルーシブな宇宙法則の「天文クラブ」等々定例イベントから再開しました。             

LEPIAメディアニュース、LEPIA ラジオ・TVHPFacebookも継続し、情報や広報を実施。賛助会員、ボランティアサポーター・コア運営委員の賛助会費と献身的な活動に支えられながら、協議運営と共に、交流や誕生会なども楽しんでいます

202110月、LEPIA理念の市民共育と、活躍するリーダー輩出めざし、LEPIA文化アカデミア創立。以下の精神的土台・活動指標を掲げ、共育と事業活動として展開しています。             

精神的土台1)自由 2)平等 3)友愛敬愛 4)対話 5)謙虚 6)寛容          活動指標 ) 自己再生・自信・リーダー精神2)子ども・若者・全世代の繋がり3)多様性・民族・自治の尊重 4)効率より共助・協働 5)世界平和・人類の幸福に貢献 

2022年7月自由論議ML(対話・共助・協働MLへ移行)を開設。双方向性の論議や、知識の深まり、実践的情報交換、LEPIAの精神的土台と活動指標を提示して、専門的知識や意見、文化の紹介、歴史の振り返り等LEPIAの方針形成に寄与頂きました。ただ、現代の日本や世界は、「命・地球・平和」の現実問題が山積するばかりで、問題解決に向かう大小の実践報告や、未来世代を見通した本質的視点を摂取することが切実に求められています

LEPIA役員・識者の論議重視の「自由論議ML」から、賛助会員全てにご参加頂き、多様性、独自性、柔軟性の集合知創出と実践報告や繋がりをめざして参ります。「対話と共助・協働ML」へ名称変更し、趣旨と規定を会員に明示します。

[LEPIA理念の現実創造と財政基盤賛助会員へのお願い・特典]

LEPIAは、人類の願いに通じる「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛し、人類すべての幸福創出に寄与する」理念を掲げ、「未知の知見」共有と「新しいコミュニティ文化の喜び」を学び、実践の枠を広げていきます

LEPIA 文化アカデミアから、集合知とリーダーに向かう自信と学び、温かい繋がりと対話の文化、日本と世界の視座で、LEPIAは活動して参ります。志ある人々全てに学びと実践の喜びの門を開きます。学生や経済的に大変な方には、賛助会員のご支援で、参加の無料・自由カンパ制度もあります。ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

1ヶ月200円から3000円までの一定額を財政支援として、感謝し頂いています。支援頂けます方には、入会基金1000円と、毎月2ヶ月分~1年分一括で、以下の様に金額を選択頂き、賛助会員に是非とも、ご入会下さいますように、お願いを申し上げます。

1ヶ月200  1年分一括2400  1ヶ月250  1年分一括3000円 半年毎に1,500円等自由選択   

1ヶ月500円 半年分3000円 1年分一括6000円 自由選択

1ヶ月1000円 半年分6000円 1年分一括12000 自由選択 1ヶ月2000円・1ヶ月3000円会費もあり(任意) 

巣鴨信用金庫光が丘支店普通預金 口座番号 3166963 LEPIA代表渡辺和子へお振込みか、直接にご入金をよろしくお願い申し上げます。 任意の自由カンパも1円から大切に賜ります。

賛助会員には年1回コア運営委員会・サポーター協議・決議の総会における会計・活動報告をお届けします。季節に応じた交流会を再開します。お花見、総会後の懇親会、暑気払い、新年会、説明交流会、自由茶論など企画中です。

◎賛助会員には、関心、得意分野・能力発揮等のアンケート(任意)を、ご希望に沿う充実したLEPIA活動のため、個性発揮・企画運営をご一緒する目的で、お願いしています。その他の目的使用は一 切ありません。

サポーターは、半年以上LEPIAイベントに参加頂き、ご理解頂いて、ご希望の担当を御相談の上、お願いします。サポーター協議会を随時開催し、企画運営をご検討頂きます。コア

◎ささやかですが、お誕生日プレゼントがあります。直接ご参加される方には、楽しいミニイベントを催し、親睦を図ります。その月にご参加できない賛助会員には、細やかですがプレゼントをお届けします。

◎入会1年以降、毎年入会された月に、賛助御礼としてイベント1回分ご友人ご招待チケットをプレゼントします。ご家族ご友人とご一緒に、イベントをお楽しみください。

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                                                               LEPIA

命・地球・平和共助・協働ネットワーク ( Life, Earth & Peace Innovation Activity

TEL 080-4576-9993

mail inochi@lepia.org

Web http://lepia.org

facebook https://www.facebook.com/lepia999

LEPIAテレビ&ラジオ (YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCi1AzuBmNOMYBV35CynZ6IA

コア運営委員会・サポーター協議会代表 ビタミン和子 こと 渡辺和子

東京都文京区湯島3−20−9ニューハイツ湯島6階

 

 

LEPIAニュース「視座と対話」第3号

LEPIAニュース=視座と対話=発行日2023年10月15日 発行人ビタミン和子  

命・地球・平和共助・協働ネットワーク  Life, Earth & Peace Innovation Activity                              

文京区湯島3-20-9 ニューハイツ湯島603号TEL080-4576-9993. mail inochi@lepia.org

LEPIAニュース「視座と対話」は、御参加ご連絡先を賜りました方へお届けします。ご意見ご感想・拡散歓迎! ご不要の方は、kawauchi@lepia.org 迄お知らせ下さい。

【目次】 お読みになりたい項目を以下にスクロール下さい。

◆1)はじめに  命・地球・平和の危機に在る世界に 共助・協働ネットワークの行動を   命を尊ぶ在り方は・・地球に感謝する在り方は・・平和を愛する在り方は・・                                                  

2) LEPIA10月の予定                                                                                   

10/15(日) 次回は11/12(日)第2日曜に変更。囲碁クラブ12時半〜荘子読書会13時半〜天文クラブ15時〜講話者:米山忠興東洋大名誉教授 会場:中野区鷺ノ宮3-37-15 「鷺ノ宮駅」北口6分「鷺ノ宮4丁目」バス停2分 詳細チラシは以下に表示

10/21(土)12時半〜軽食付「中国の政治をどう評価するか 第1回中国の民族問題」大西広 慶大名誉教授 いたばし倫理法人会モーニング会場 板橋区高島平1-83-1西台NCビル5階 詳細チラシは以下に表示

10/29(日)13時半〜憲法カフェ「日中国交正常化した先人の尽力と、日中間の基本文書に見る台湾問題」内田雅敏弁護士会場:ニューハイツ湯島6階603号文京区湯島3-20-9千代田線湯島駅5番出口5分 詳細チラシは以下に表示

◆3)  今号のニュース 以下スクロールでご覧ください。

イスラム組織ハマスからの攻撃とイスラエル最大の報復措置として大規模空爆    

「7月24日イスラエル・ネタニヤフ首相連立政権は、政治家の議決の妥当性を最高裁判所が審議する権限を阻止する法案可決

処理水(政府筋)汚染水(批判筋)放水 国内外で賛否が分かれるが、真の行き詰まりは・・・     

日本女性のジェンダーギャップ(男女平等格差)達成度2022年世界146カ国中125位最低レベル

4)2023/7/23 宇都宮健児弁護士LEPIA憲法カフェ当日資料・参加者ご感想

テーマ「入管難民法改正と外国人の人権」  スクロールで記事/当日資料をご覧ください。   

)映画の紹介「明日の少女」チャン・ヨンギュ監督 以下スクロールでご覧ください。

6)LEPIAご紹介・ご寄付・賛助会員ご入会のお願い  以下スクロールでご覧ください。

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 ◆1)はじめに 命・地球・平和の危機に脅かされる世界へ 共助・協働ネットワークの行動を!

命を尊ぶ在り方は・・地球に感謝する在り方は・・平和を愛する在り方は・・

LEPIA「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」理念の活動に、ご参加ご支援の皆様に心から感謝を申し上げます。今年の夏の異常な暑さは、気候変動の気温上昇による健康・命の危険さえ感じる現象でした。気候変動は、更に貧困や飢餓をも増大させていきます。

命・地球・平和の最大の破壊は、紛争・戦争です。続く紛争・戦争はウクライナだけではありません。例えばイエメンの紛争は、人口の66% 2,070万人以上が飢餓状態で半数は子ども達です。10分に一人の子どもが亡くなる悲惨さです。国内難民400万人、世界最大の人道危機ですが、報道が殆ど為されていません。

10月7日のハマスのイスラエルへ奇襲、人質交換要求に対して、イスラエルは、8日から閉じ込めた壁(ゲットー)の中のパレスチナ・ガザ地区に対し、過去最大の無差別報復攻撃を始めました。大変な人道危機が迫っています。一方、殆ど報道されていませんでしたが、7月にイスラエルからパレスチナに対し、ドローンの猛攻撃が行われていたのです。ビジネス短信(2023年7月4日記事クリック

日本の命の危機を直視しますと、自殺が増大し、2022年2万1881人(前年比874人増)でした。青少年の自殺率は深刻で過去最多、世界ワースト1位です。男性は13年ぶりの増加、女性は3年連続増加で、無職が約54%半数以上を占めます。女性の自殺率も世界ワースト3位です。

今、日本の人々が変わる必要は、学びだけでなく、自信と、繋がる行動です。「環境問題に関心がある」と、殆どの日本人は答えますが、温暖化ガス排出量は世界第5位です。アンケート(出典:Ipsos)「人間は『気候変動』対応に寄与できるか」に、世界の回答者平均77%はイエスと答えたのに対し、日本の回答者はノーが5割、わからないが3割で、計8割が寄与できない現実です。日本の人々は、世界貧困地帯の人々に、気候変動の皺寄せ被害が大きく行く視座や、未来世代に責任を持つ社会的行動のヴィジョン、その自信が無いと言えます。

12年前、LEPIAは設立時、海野和三郎初代理事長(東大名誉教授)は、「本質は、命・地球・平和の未来を守るか、破壊するかです。」と声明を出し、問いかけました。

命を尊ぶ在り方は、多種多様な命のありのままの存在、基本的価値を重んじて活かしていく共助・協働のシステムであり、人類を発展させる開放系です。自己中心に、自分の考えを主張し、相手を否定する分断は、命の基本的価値の否定、閉鎖系です。それは、優劣・差別・競争・憎悪・暴力・殺人、戦争へ進む在り方で、相手・他者を傷つけ、命や人類の破壊行為にまで至ります。多種多様な 命の基本的価値、個性をを尊ぶ共助・協働こそが、人類破壊の認識を変え、命の有機的連続性を喜ぶ真の人類文明に向かいます。

地球に感謝する在り方は、人類に喫緊に迫る重要課題です。 地球の太陽エネルギー吸収と宇宙空間への熱放射のバランスは崩れ始め、気温や気候は、高熱を発し、非常に不安定になっています。台風・洪水・土砂災害・山火事等は頻繁に起こり、被害と死者は甚大です。エネルギー濫用、資源収奪を止め、地球機能回復への努力は、次世代の未来を守る事です。人類として個人として、農業含め自然環境、社会へ、使命に目覚め、今から行動する事です。

平和を愛するあり方は、紛争・戦争は、自然に起こるものでなく、権力を持った人間が命令し、多くの人々が集団主義思考(時に狂信的)意識に強く左右され、選択を誤まって起こります。正しい情報をオープンにする事が、平和に必然の課題です。今、マスメディアや国は、その機能を果たしていますか。「思想信条・言論・報道・表現の自由」が平和の生命線であり、一方通行の情報が 戦争の流れを作ります。 排斥型の人は、考え方の異なる他人の意見を否定し、人格攻撃、無視しがちです。自他の異なる立場や意見をどう調整するか、その努力が平和の根源です。集団の大勢に埋没する人は、 自分の人格をストップする事です。「一人の人格を否定する者が、世界平和を破壊するに等しく、一人の人格を尊重する者が、世界平和に貢献するに等しい。(タルムードより抜粋)」

◆2)LEPIA10月の予定

10/15(日)囲碁クラブ12時半〜 荘子読書会13時半〜  天文クラブ15時〜 米山忠興 東洋大名誉教授  会場:中野区鷺ノ宮鷺ノ宮3-37-15 鷺ノ宮駅北口6分 鷺ノ宮4丁目バス停2分 次回は11月 12日(日)第2日曜に変更です。

10/21(土)12時半〜軽食付「中国の政治をどう評価するか 第1回中国の民族問題」大西広 慶大名誉教授   いたばし倫理法人会モーニング会場 板橋区高島平1-83-1 西台NCビル5階 

10/29(日)13時半〜憲法カフェ「日中国交正常化した先人の尽力と日中間基本文書に見る台湾問題」内田雅敏弁護士   会場:ニューハイツ湯島6階603号文京区湯島3-20-9千代田線湯島駅5番5分 

◆3)  今号のニュース

①イスラム組織ハマスからの攻撃とイスラエル最大の報復措置として大規模空爆NHKガザ事務所から「地区に安全なシェルターはない。シェルターとされている学校も病院も無差別攻撃を受けている。いつ頭の上に爆弾が落ちてくるか解らない。」 「イスラエル、ハマスに言いたいことは?」の質問に答えて、「できればその質問は答えたくない。公平でいられる自信が無い。ただ言えるのは、70年続 いているパレスチナ人への攻撃、虐殺に対して世界は関心を払ってこなかった。それがイスラエル人が犠牲になった瞬間、関心を持った。イスラエルは、病院や民間の建物が破壊し、多くの市民を殺害し続けている。日本、国際社会は、ガザで何が起きているか、正確に知り、戦争を止めるためのあらゆる方策をとってほしい」

直近の7月3日に、イスラエルは、パレスチナ西岸地区で過去20年間で最大規模の軍事作戦を実施(https://www.youtube.com/watch?v=yVrvdVZbVGU)パレスチナ・アッバス議長は、国際社会にパレスチナ人の保護とイスラエルへの制裁を要望する一方、バイデン政権は「イスラエルの安全保障と自衛権を支持する」と発表。
パレスチナ支援に携わる日本の4つのNGO「国境なき子ども達」「日本国際ボランティアセンター」「パルシック」「ピースウインズジャパン」が連名で、外務省に要請文を提出。
「一刻も速い停戦の外交努力と、パレスチナガザ地区の水・電気・食料・医療などの供給完全停止をやめさせ、緊急に人道回路の設置、人道支援の開始、人道的停戦に向けての行動開始を要請。
10月9日米英仏独伊の欧米5カ国首脳は「イスラエルへの揺るぎない、結束した支援」の共同声明を公表

②「7月24日イスラエル・ネタニヤフ首相連立政権は政治家の議決の妥当性を最高裁判所が審議する権限を阻止する法案可決。事前に野党が提案した留保案は全て否決、反対野党は退席。首相は「選挙で選ばれた政府が、国民の大多数の意思に従って政策を導くことができるように、合理的改正案を可決した」と主張。その日、市民数千人がイスラエル全土で終日抗議行動したが、強行的に解散させられた。イスラエル医師会は、ゼネストを7月25日に実施した。」タイムズ・オブ・イスラエル 

さらに市民のデモは、三権分立破壊であると、市民10万人に膨れ上がっている。発端は、ネタニヤフ首相新政権の閣僚に脱税有罪判決が出された。憲法に相当する、その基本法に、「有罪判決から7年間は閣僚にできない」とり、一旦罷免された閣僚を、ネタニヤフ首相は、「執行猶予付きの閣僚の任命は認められる」と国会で「基本法(憲法に相当)改正」を与党多数で可決したことから。

史上最も右寄りのネタニヤフ政権強行の「司法制度改革改正」は、国外移住を検討する人が3割との世論調査まで出ており、史上最も右寄りのネタニヤフ政権が強行する「司法制度改正」は、国外移住を検討する人が3割という世論調査まで出た。ハイテク企業、強大な軍事力・強権国家は、今や民主主義破壊と国民を分断している。

③処理水(政府筋)汚染水(批判筋)放水 国内外で賛否が分かれるが、真の 行き詰まりは・・・     

「<Q&A>なぜ原発の処理水を海に放出するの?いつになったら終わるの?」東京デジタル新聞https://www.tokyo-np.co.jp/article/272365 クリックで記事が読めます 

「処理水放出、反対意見に触れず「副読本」の問題点は 識者に聞く」朝日デジタル新聞https://digital.asahi.com/articles/ASR9F77DPR95UGTB008.html クリックで記事が読めます 

「日本のメディアは腐っている!」海洋放出の真の理由 小出裕章さんが熱弁 Yahoo!ニュース  https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/415a0abe71ecf7c1de72e1476178be680e36fde1   リックで、記事が読めます 

問題の焦点を2点挙げると、1点は、福島の漁業や商業・観光業、健康不安の影響の出る福島県民、前例のない30年事業の費用負担と健康不安に関わる日本国民、中国はじめ近隣諸国民に対し、十分理解されないまま、一方的結論ありきの放水であったこと。特に2015年に政府と東電は、「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」との約束を反故にしてしまったことが挙げられる。7月に福島大学元学長らが呼びかけた「福島円卓会議」は、「汚染水を抜本的に減らす対策を立てるべき」と、警鐘を鳴らした。小出裕章氏は他に方法はあると述べているが、以下の表に廃炉予定の2050年まで30年間かかると言われる事故処理費用を、日本経済センターが試算を出している。海洋放水の方が費用がかからない点も見逃せない。

2点目は、問題になっている福島第一原発処理水の放射性物質トリチウムは、完全に除去する方法が無く、実際、国内外の原子力施設で発生しており、既に今まで放水してきている。とりわけ、使用済み核燃料からプルトニウムとウランを取り出す再処理施設では、燃料を細かく切断する際に、大量のトリチウムが出る。フランスの再処理施設ラ・アーグでは、大気中と海洋に放出し、1京ベクレルと非常に多い。またイギリスのセラフィールドの再処理工場近辺の小児白血病増加の報告もある。世界は、核のゴミを放出せざるを得ないという現実を直視し、核エネルギーが真に人類にとって有益か、問い直す必要がある。

日本原燃が建設中の青森六ヶ所再処理工場の年間目標値は、9700兆ベクレルとしている。原発の使用済み核燃料を再処理し、ウランとプルトニウムを取り出し、MOX燃料とし、再び原発に戻し、残りは核のゴミとして海に放水する計画だが、もし、今回、トリチウムの問題で海洋に放出できないとなると、日本の六ヶ所再処理工場の放水も、これからできない事になり、世界も、原発の使用済み核燃料の処理が問題となり、放水している原発を明らかにしなければならない。原発そのものの稼働も許されないことに繋がる。

高速増殖炉もんじゅも、税金1兆円を投入しても、結局コントロールが難しく、火災事故を起こし、危険状態に陥った。、停止しても一日5500万円の維持費がかかり、結局廃炉となったが、その費用は、3兆3000円億円とNHKが報じた。

六ヶ所再処理工場は、1997年完成予定が、トラブルが相次ぎ、いまだに完成延期を26回も繰り返す有様である。使用済み核燃料の最終処分の目処が立たないままであるから、延期を繰り返しているのだろうか。今、再六ヶ所にある使用済み核燃料は、行き場がなく、保管の費用も国民に重くかかってくる。            

原発再稼働の使用済み核燃料の中間貯蔵施設(高レベル放射性廃棄物の仮置き場)建設地を巡って紛糾しているのは、山口県上関町、長崎県対馬市である。調査容認する段階から交付金1億4000万円(原発マネー)が、毎年与えられる。

市民は、エネルギー政策と使われる費用を考え、また健康の心配や外交悪化の要因までなる原発エネルギー推進を容認するのか、政府の再稼働政策に対して、声を上げる時ではないだろうか。

④日本女性のジェンダーギャップ(男女平等格差)達成度2022年度世界146カ国中125位最低レベル。日本女性の自殺率が3年連続増大、世界ワースト3位。ェンダー」とは、先天的・身体的・ 生物学的に個体が持つ性別に対し「社 会的・文化的に形成された性別」のこと。 男性ないし女性にとってふさわしいと考え られている役割・思考・行動・表象全般を 指す。 「ジェンダーギャップ」とは、男女の 違いにより生じる格差のこと。

ジェンダーギャップ指数とは、WEF(世界経済フォーラム)が毎年公表しているもので、雇用・経済的自立、経営者・議員の占める割合、暴力への対応、教育水準、健康寿命などから算出される男女格差 を示す指標。日本の順位は3年前 114位、2年前116 位、昨年125位と男女格差・不平等は改善が進まず、深刻化が増している。(男女平等1位アイスランド2位ノルウエー3位フィンランド4位スウエーデン5位)                                                                                                                                                                 日本は、女性のあらゆる差別を受けない権利と平等の権利を保障する女性差別撤廃条約は批准した。2000年、女性差別撤廃条約の実効性を強化の為、個人通報制度と調査制度を認める国連決議が採択されたが、189カ国中114カ国が批准する中、日本は、まだ批准していない。

東京新聞一面に、女性差別が日本で解消されない要因を明確に述べているニュースキャスター安藤優子氏の記事があった。自身の博士論文を基に「自民党の女性認識イエ中心主義」明石書店から出版。「女性の生き辛さ」の背景に、戦後長く政権を担ってきた自民党の政治思考があると指摘。社会保障費を抑え「家庭内安全保障」「伝統的家庭像」「自助」の名の下に、個人をないがしろにしている現実を指摘。女性に保障されるべき人権問題が「社会や家族が壊れる」「個人のわがまま」と指摘。「女性の生き辛さを政治問題を棚上げし、当事者側の問題だというすり替えがあり、許されない」と断じている。

4)2023/7/23 宇都宮健児弁護士憲法カフェ                                                                         テーマ「入管難民法改正と外国人の人権」当日資料・参加者ご感想

宇都宮健児弁護士講話は、後日LEPIAラジオ(Youtube)で放送します。

当日資料 SSI¥2023.7.23????? 法改正と外国人の人権」クリックで読めます。

5)映画の紹介「明日の少女」チャン・ヨンギュ監督                      ダンスの好きな明るい女子高校生ソヒは、卒業を前に、学校から紹介された大手通信社の下請け会社で、実習生として働き始める。しかし、そこは成果第一主義で、契約の賃金も削られ、実習生を使い捨てにする職場であった。高いノルマをやりきれず、苦しむソヒ。彼女をかばったチーム長が自殺する。一層傷ついたソヒは、逃げ場を見出せないまま、貯水地に身を沈める。担当した刑事は、チーム長の不当労働行為を告発する遺書を読み、若者達の劣悪な労働環境、学校や行政の放置や怠慢、非正規や失業の不安の中に生きる若者の絶望を知る。若いソヒのかけがえのない命と歪んだ経済社会。本来守られるべき子どもや若者が未来を奪われ、搾取される現実。実際に韓国であった高校生自死の実話から制作。韓国も日本と並び、若者の自殺が多い国です。国際的に多くの受賞を得た作品です。 

神奈川横浜ジャック&ベティにて上映

10月14日(土)〜10月20日(金) 11:50〜14:15
18:05〜20:30
10月21日(土)〜10月27日(金) 18:10〜20:30

6)LEPIAご紹介・ご寄付・賛助会員ご入会のお願い

[LEPIAの歴史]

2011年3、11東日本大震災による原子力発電所爆発に、太陽集光熱・自然エネルギー研究会として重く責任を感じ、救援活動を開始すべく翌日に定款を作成・提出。4月一般社団法人認可、命・地球・平和産業協会Life,Earth & PeaceIndustryAssociation =LEPIAを設立。代表の海野和三郎東大名誉教授は、理事長として以下の声明と方針を出しました。

本質は、命・地球・平和の未来を守るか、破壊するかです海・森・生き物・太陽・水の豊かな地球は、つながる命の感動を創ってきました。それを現代人が破壊するのは許されません。」

子供たちに未来を心配させる大人の自己中心的経済産業構造を止める             

人類救済と進化への学習・研究・応用を共有する                    

命・地球・平和を守り、希望に満ちた未来を構築する自信を育てる            

誰もが固有の能力と使命を自覚し、行動していく場を作る 

複数企業から一般社団法人 命・地球・平和産業協会)賛同・ご支援を頂き、被災者救援活動並びに学習研究活動を開始。自然エネルギー・環境問題、平和問題シンポジウムの他、サークル活動等々10年間活動を続けましたが、コロナ禍により活動停止に至りました。                  その時「今までの無料の憲法学習や自然環境保護の学習会を続けてほしい。毎月200円なら出せます」と、生活保護の方々から賛助会費の御提言を頂き、それを励みに再建をスタートさせました

2021年4月、新たに、市民の賛助会員制度とボランティアサポーター、運営責任を持つコア運営委員会を以て、命・地球・平和共助・協働ネットワーク( Life, Earth & Peace Innovation Activity = LEPIA )を再建し、現在2年半ですLEPIAは、「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」理念を受け継いで活動しています。

基本的人権を学び、主権者の力量を高める「憲法カフェ」隣国から平和外交を願った「西郷隆盛・征韓論の嘘と真実」中国文化を楽しむ「囲碁クラブ」世俗の虚妄から無為自然の「荘子読書会」インクルーシブな宇宙法則の「天文クラブ」等々定例イベントから再開しました。             

LEPIAメディアニュース、LEPIA ラジオ・TVHPFacebookも継続し、情報や広報を実施。賛助会員、ボランティアサポーター・コア運営委員の賛助会費と献身的な活動に支えられながら、協議運営と共に、交流や誕生会なども楽しんでいます

202110月、LEPIA理念の市民共育と、活躍するリーダー輩出めざし、LEPIA文化アカデミア創立。以下の精神的土台・活動指標を掲げ、共育と事業活動として展開しています。             

精神的土台1)自由 2)平等 3)友愛敬愛 4)対話 5)謙虚 6)寛容          活動指標 ) 自己再生・自信・リーダー精神2)子ども・若者・全世代の繋がり3)多様性・民族・自治の尊重 4)効率より共助・協働 5)世界平和・人類の幸福に貢献 

2022年7月自由論議ML(対話・共助・協働MLへ移行)を開設。双方向性の論議や、知識の深まり、実践的情報交換、LEPIAの精神的土台と活動指標を提示して、専門的知識や意見、文化の紹介、歴史の振り返り等LEPIAの方針形成に寄与頂きました。ただ、現代の日本や世界は、「命・地球・平和」の現実問題が山積するばかりで、問題解決に向かう大小の実践報告や、未来世代を見通した本質的視点を摂取することが切実に求められています

LEPIA役員・識者の論議重視の「自由論議ML」から、賛助会員全てにご参加頂き、多様性、独自性、柔軟性の集合知創出と実践報告や繋がりをめざして参ります。「対話と共助・協働ML」へ名称変更し、趣旨と規定を会員に明示します。

[LEPIA理念の現実創造と財政基盤賛助会員へのお願い・特典]

LEPIAは、人類の願いに通じる「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛し、人類すべての幸福創出に寄与する」理念を掲げ、「未知の知見」共有と「新しいコミュニティ文化の喜び」を学び、実践の枠を広げていきます

LEPIA 文化アカデミアから、集合知とリーダーに向かう自信と学び、温かい繋がりと対話の文化、日本と世界の視座で、LEPIAは活動して参ります。志ある人々全てに学びと実践の喜びの門を開きます。学生や経済的に大変な方には、賛助会員のご支援で、参加の無料・自由カンパ制度もあります。ご遠慮なくお問い合わせ下さい。

1ヶ月200円から3000円までの一定額を財政支援として、感謝し頂いています。支援頂けます方には、入会基金1000円、毎月や2ヶ月分~1年分一括で、以下の様に金額を選択頂き、賛助会員に是非とも、ご入会下さいますようにお願いを申し上げます。巣鴨信用金庫光が丘支店普通預金 口座番号 3166963 LEPIA代表渡辺和子へお振込みか、直接にご入金をよろしくお願い申し上げます。任意の自由カンパも1円から大切に賜ります。

1ヶ月200  1年分一括2400                                 1ヶ月250  1年分一括3000円 半年毎に1,500円                        1ヶ月500円 半年分30001年分6000円                            1ヶ月1000円半年か1年分一括可 1ヶ月2000円・1ヶ月3000円~任意があります。 

賛助会員には年1回コア運営委員会・サポーター協議・決議の総会における会計・活動報告をお届けします。季節に応じた交流会を再開します。お花見、総会後の懇親会、暑気払い、新年会、説明交流会、自由茶論など企画中です。

◎賛助会員には、関心、得意分野・能力発揮等のアンケート(任意)を、ご希望に沿う充実したLEPIA活動のため、個性発揮・企画運営をご一緒する目的で、お願いしています。その他の目的使用は一 切ありません。

サポーターは、半年以上LEPIAイベントに参加頂き、ご理解頂いて、ご希望の担当を御相談の上、お願いします。サポーター協議会を随時開催し、企画運営をご検討頂きます。コア

◎ささやかですが、お誕生日プレゼントがあります。直接ご参加される方には、楽しいミニイベントを催し、親睦を図ります。その月にご参加できない賛助会員には、細やかですがプレゼントをお届けします。

◎入会1年以降、毎年入会された月に、賛助御礼としてイベント1回分ご友人ご招待チケットをプレゼントします。ご家族ご友人とご一緒に、イベントをお楽しみください。

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                     LEPIA

命・地球・平和共助・協働ネットワーク ( Life, Earth & Peace Innovation Activity

TEL 080-4576-9993

mail inochi@lepia.org

Web http://lepia.org

facebook https://www.facebook.com/lepia999

LEPIAテレビ&ラジオ (YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCi1AzuBmNOMYBV35CynZ6IA

コア運営委員会・サポーター協議会代表 ビタミン和子 こと 渡辺和子

東京都文京区湯島3−20−9ニューハイツ湯島6階

 

 

LEPIAメディアニュース「視座と対話」第2号

【目次】  お読みになりたい項目をクリックされますと、そこへ飛ぶことも可能です。

◆11月22日宇都宮健児弁護士「世直し憲法カフェ」会場が、文京区民センター4階和室へ変更。当日資料を読者無料配信プレゼント!

2)LEPIAイベント 1月2月3月予定

◎世直し憲法カフェ1/23(日)宇都宮健児弁護士「地方自治の役割と可能性」3/25(日)大山勇一弁護士「身近な暮らしと憲法」統一地方選前に考える
◎LEPIA文化アカデミア「主権者として税制度と財政の見方」「市民のための税制度と財政?」「自由論議とワークショップ 地方財政政策に提言!」全3回 2/25 3/25 4/1
◎LEPIA囲碁・荘子読書会・天文クラブ 2/19

◆3)大特集!前編「タモリの『新しい戦前』に応えて
1ー「国民主権、平和憲法の『戦後』は、いつまで?』 」

(次号以降へと続く「連続特集」です。詳細は項目文末に)

4)バレンタインチョコで運営資金キャンペーンのお願い

文末にLEPIA賛助会員制度図表添付します。お気軽に返信にて、お問い合わせください。

 1  1月22日宇都宮健児弁護士「世直し憲法カフェ」
会場が、文京区民センター4階和室へ変更。当日資料を読者無料配信プレゼント!
LEPIAへ御参加や共助・恊働や励ましを下さいます全ての皆様、このLEPIAメディアをご購読くださいます皆様へ
寒中お見舞い申し上げます。大寒を迎え、寒さも続きますが、皆様お元気でしょうか?立春に向け希望を大切に、どうぞ お身体をご自愛ください。
さて、1月22日「宇都宮健児弁護士 世直し憲法カフェ資料「地方自治体の役割と可能性 統一地方選挙に向けて 
繋がりの温かさに感謝して、無料配信させて頂きます。できますことなら、チラシもご覧になり、ぜひご参加ください。
宇都宮弁護士憲法カフェ資料読者の方に無料配信プレゼント

   2023.1.22 自治体の役割と可能性」←クリック

1)地方自治体の役割 2)地方自治は民主主義の学校 3)地方自治のの二元代表制 4)地方自治の本旨(憲法92条)住民自治と団体自治  5)地方自治の戦前との比較 6)国政にも影響を与えている地方自治 具体例                   自由ディスカッションを楽しみながら、ご一緒に、世直しの力をつけていきましょう。

リアル会場 文京区民センター4階和室 要お申し込み
お申し込みはinochi@lepia.org TEL080-4576-9993(ビタミン和子)
会場 : 文京区春日1-16 -21 会場電話 :  03−3814–6731
ズーム参加はocme6904@tea.odn.ne.jp (春日井)までお申し込みくださいURLを送信します。必お申し込み
参加費につきまして、経済的に大変な方は、無料か自由カンパです。お誘い合わせてご参加ください。ご寄付も感謝して賜ります。
 拡散・歓迎
 2  LEPIAイベント 1月2月3月予定

お申込み、お問合せは
inochi@lepia.org TEL 080-4576-9993(渡辺)

1月22日(隔月第4日曜定例)
世直し憲法カフェ 宇都宮健児弁護士「地方自治の役割と可能性」
上記をご覧下さい

3月26日(隔月第4日曜定例)
世直し憲法カフェ 大山勇一弁護士「身近な暮らしを守る憲法」統一地方選を前に

講話者:大山勇一弁護士  参加者と自由ディスカッション

日時:2023年3月26日(第四日曜定例)14時から17時
会場:文京区民センター3ーD会議室
会場住所:文京区本郷4-15-4 電話03-3814-6731
アクセス:大江戸線・三田線「春日駅」A2出口直結
要申込:リアル inochi@lepia.org TEL080-4576-9993(渡辺)
必申込:ズーム ocme6904@tea.odn.ne.jp(春日井)
すべての御一人おひとり誰もが、平和で安心して幸福を分かち合えます社会をご一緒に築いていきましょう。
できることから、できる限り、今、ここから、笑顔で共助・恊働して参りましょう。
参加費:リアル:資料代1000円
    ズーム:資料代単発500円か3回分1000円
 経済的に大変な方は無料か自由カンパ  証明必要なし   

振込先:巣鴨信用金庫  光ヶ丘支店 普通口座番号3166963 

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◎LEPIA文化アカデミア「主権者市民の観点から国家財政、地方財政に強くなる」全3回

1回 2023225日(土) 14:0016:30 
テーマ:「地方財政・消費税 地方自治体の財政分析の見方=数字で知る税と財政」                
講話者 眞嶋康雄さん 中央大大学院商学科修士課程修了 元高校教員・大学非常勤講師、商業教育研究協議会事務局長
コメンテーター 大谷英輝さん「若者から考える消費税」 「消費税の歴史と問題点」上梓  
会場 練馬区ココネリ3階 区民恊働センター多目的室1・2最寄駅 大江戸線練馬駅 東部練馬駅直結 
資料代等全3回1000円  単発初回資料代700円 2回目より300円 経済的に大変な方は全回無料    
 第2回 2023年3月18日(土) 14:00~16:30             
「地方財政、消費税は市民のために使われているか」講話者眞嶋康雄さん
コメンテーター大谷英輝さん「インボイス制度の目的と結果」           
会場2月にお知らせ 
資料代等 700円 前回参加の方は300円
第3回 2023年3月18日(土) 14:00~16:30
「自由論議とワーク=市民のために地方財政政策に提言!」     
講話者への質疑応答の後、グループワークショップ「主権者市民として、希望や要望ディスカッションし、政策提案してみよう!」 ファシリテーター ビタミン和子     
会場2月にお知らせ     参加費300円    3回ご参加の方は無料                                    
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2月19日(毎月第3日曜定例)囲碁・荘子・天文クラブ
 
米山忠興東洋大名誉教授リードの自由!楽しい!美味しい!  
1)囲碁クラブ 13:00から:14:00
 
個々の方に応じて5段6段の実力者が懇切丁寧に、教導や対局
参加費500円

2) 荘子読書会 14:00から15:15
 善悪や出世に汲々とせず、自由無限の境地、自在に生きる自然体を得ます。参加費500円

3)天文クラブ 15:15から16:50

米山忠興氏専門の天文物理学と和算、月や旧暦などを楽しく学びます。 参加費1000円

◎美味しいお茶お菓子付き!差し入れも歓迎 2月は別途実費(1500円予算)で、春の茶会懇親会開催。お弁当、抹茶、和菓子
初めてでも気軽な楽しい会ですから、お気軽にお申し込み下さい。

会場:文京区民センター3ーEK
アクセス:東京メトロ後楽園駅・丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線 

 3  大特集!前編「タモリの『新しい戦前』に応えて
1ー「国民主権、平和憲法の『戦後』は、いつまで?』」

1.「国民主権・平和憲法の戦後」はいつまで?

1945年3月東京大空襲 。6月米軍沖縄占領。 7月ポツダム宣言勧告を日本は否定。 8月広島原爆投下/ソ連参戦 /長崎原爆投下。ポツダム宣言受諾・日本敗戦 ポツダム宣言=米・英・中・ソによる13ヶ条「平和的傾向を有する責任ある政府の樹立・民主主義・基本的人権等」を要求(一切の戦争犯罪人は処罰日本国国民に民主主義的傾向の復活強化、言論宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重確立戦争再軍備に関わらない等)↓ ポツダム宣言

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%A0%E5%AE%A3%E8%A8%80

1945年8月15日敗戦から米国の占領政策=ポツダム宣言による日本の非武装化・民主主義推進政策始まる。                               

10月4日  GHQより人権指令=天皇についての自由論議、政治犯釈放、思想警察全廃、特高警察官4000名罷免、治安維持法撤廃など弾圧法規を撤廃した。

10月5日 東久邇宮内閣発足。GHQ人権指令に対し、「天皇主権・国体護持」を主眼に置き、軍部・官僚、報道、国民が敗戦を招いたとして、天皇に敗戦を詫びるべきと「一億総懺悔」を唱えて反発、総辞職。幣原喜重郎内閣発足

10月11日 マッカーサーから幣原内閣へ5指令「1女性解放・女性参政権付与 2労働組合結成育成奨励 3学校教育民主化 4秘密審問司法制度撤廃 5経済独占機構撤廃 財閥解体」その後農地改革・小作解放 

1945年12月 高野岩三郎、森戸辰男・鈴木安蔵たちの憲法研究会からGHQへ憲法草案提出。https://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/02/052shoshi.html                  国民主権、社会権、生存権規定。出生・身分・性・人種国籍による差別待遇禁止、寄生的土地所有の廃止などの内容に、GHQは民主的と評価し、GHQ草案作成に大きな影響を与えたメンバーの多数意見は、天皇制存続。その中で高野は、さらに主権在民の原則・天皇制廃止・共和制樹立を徹底した「日本国憲法私案要項」を別に発表。

1946年1月幣原首相は、マッカーサーを訪ね「新憲法は、戦争放棄条項を含む、軍事機構を一切持たない。旧軍部が再び権力を握る手段を打ち消し、日本は再び戦争を越す意志は絶対に無いと、世界に納得させられる」と提案。(マッカーサー著「大戦回顧録」中央文庫より)

YouTube「幣原喜重郎首相「憲法9条、私がマッカーサーに申し上げた」https://www.youtube.com/watch?v=1O-2Ely-jbA

幣原は「戦争の終着駅は破滅的悲劇でしかない。その悲劇を救う唯一の手段は軍縮であるが、ほとんど不可能とも言うべき軍縮を可能にする突破口は、戦争放棄国の出現を期待する以外無いであろう。そのような戦争放棄国の出現もまたほとんど空想に近いが、幸か不幸か日本は今、その役割を果たしうる位置にある歴史の偶然は、たまたま日本に世界史的任務を受け持つ機会を与えたのである」(幣原秘書平野三郎著「幣原先生から聴取した戦争放棄条項等のうまれた事情について」鉄筆文庫より)

「幣原は、天皇制維持も同時に請い戦勝国からの反発を避け、マッカーサーから戦争放棄・天皇制維持の案が出る事を極秘に申し出た」と、前喝書に記述。

1946年2月1日  憲法問題調査委員会(松本委員会委員長松本烝治の天皇主権・国体護持の憲法改定案GHQに提出。

2月3日 GHQは「自由と民主主義の文書として受け容れることは不可能」と政府に申し入れ、マッカーサーは、3原則「1天皇元首、世襲性維持。2戦争放棄、陸海空軍・交戦権を持たない。3封建制廃止。皇族以外貴族制廃止。華族の政治的権利は生存一代限り。予算はイギリス制度倣う」を憲法制定会議責任者ホイットニーに指示

1946年2月13日 ホイットニーは、憲法草案「主権在民・天皇象徴、戦争放棄」を松本、吉田茂、白洲次郎など政府関係者に手渡し「マッカーサーは、天皇を戦犯として取り調べるべきという他国の圧力から、天皇を守る決意を固く保持する新しい憲法の諸規定が受け入れられるなら、天皇は安泰。」と述べ、政府側は受け入れる(松本、白州「2月13日メモ」、佐藤達夫「日本国憲法成立史」より)

1946年3月6日 占領政策の権限を本来は持つ極東委員会が(1945年9月設置12月に第1回会議11カ国代表で構成)「突然の日本政府の憲法草案提出とマッカーサーの支持声明は、マッカーサーの権限逸脱」と批判を出す。        

さらに1946年3月20日「日本国民が憲法草案について考える時間がほとんどない」と、4月10日総選挙(戦後初の総選挙、戦争被害著しい沖縄県民に参政権なし延期も求めた。また、国会で憲法の可決前に、極東委員会で審議の機会があるべきだと要請したがマッカーサーは二つとも拒否し、憲法決定を急いだ。

1946年7月2日 極東委員会は、日本の新憲法の基本原則として、「天皇制を廃止するか、またはこれをより民主的な方向で改革する」という「十分な審議」と「国民投票など選択肢」を日本国民に与えるべきと提案。マッカーサーは、連合国による強制という理由で拒否し、極東委員会からの提案を日本国民に公表せず。https://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/098shoshi.html     https://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/04/120shoshi.html ↑国会図書館蔵「極東委員会の関与」「極東委員会司令」参照

マッカーサーが憲法の制定を急いだ理由 1945年12月に英国、ソ連、米国外相会議で13カ国米・英・中・ソ・仏・インド・オランダ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・フィリピン、ビルマ・パキスタン代表から成る日本の民主主義国家独立までの極東委員会設置。1946年2月26日から、極東委員会活動開始するため、日本の憲法改正に、極東委員会から直言されることや、GHQ権限を制限されることを防いだ。

特に天皇戦争責任や天皇制廃止の流れを防ぎ、天皇制護持活用し、長期アメリカ軍事占領路線を敷いておく目論見がマッカサーにあったから

毎日新聞世論調査戦争放棄に国民7割賛成。

1946年11月3日「日本国憲法」公布、翌年5月3日施行。改正民法公布により家父長制廃止

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2.  いつから戦前「逆コース」? 日米軍事同盟化「日本をアジアの反共防波堤に」始まる

占領初期には日本の非軍事化・民主化政策を推進したが、占領後期には、ソ連・中国・朝鮮の共産・社会主義国樹立の影響、民族独立・解放運動拡大の影響を防止する方針へ転換

日本を戦争放棄・平和主義から「アジアの反共防波堤」にする日米軍事同盟の方針へ転換

共産党・社会主義運動・労働組合運動、などの思想・表現、ストライキ権など取り締まり強化の方針へ転換

次号に続く

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1. 「国民主権・平和憲法の戦後はいつまで?」 お届けしました。下記の通り、次号より連続特集です。乞うご期待!

  2.  「いつから戦前 逆コース』」前編 次号

  3 「いつから戦前 逆コース』」後編 次々号

  4「 日本を『アジアの反共防波堤へ 』再構築予告

  5「米軍の念願 憲法改定』米軍指揮の日本軍 」予告

返信で、皆様のご意見ご感想の対話を心からお待ち申し上げます。(公開匿名・実名か・公開不可か添えて下さい)

 4  バレンタインチョコで運営資金キャンペーンのお願い
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バレンタインデーの由来
3世紀。ローマ帝国皇帝クラディウス2世は、戦争に勝つために、兵士に結婚を禁じました。
戦争に出向く兵士が、故郷に残した妻に気を奪われたり、死ぬ気が失せたりして、戻ろうとすることがないように、また、愛に目覚めて、相手を殺す気持ちが弱まることがないように。
バレンタイン司祭は、秘密に愛し合う兵士と恋人を結婚させていました。
それを知った皇帝は怒りましたが、バレンタイン司祭は愛の尊さを説き、皇帝に抵抗したため、2月14日に処刑されてしまいました。
後世の人々は、バレンタイン司祭の愛を大切にした勇気に感動して、「聖バレンタイン」として、恋人の守護神として祭るようになりました。バレンタイン司祭が処刑された日を「聖バレンタインデー」と呼ぶようになったのはこれに由来しています。

 

  LEPIAは、市民参加型組織として行動していきます。現在、複合的に重なり合っている破壊的な問題を直視し、顧問・運営委員・サポーター・賛助会員、参加者から成り、学び・対話・論議・行動を共助・協働していきます。今、どの様な行動を選択するかで、私達はもちろん未来世代の人生の方向付けが変わります。持続可能で平和な幸福社会のモデルを創出していくように、LEPIAで楽しく有意義に共助・協働していきませんか。
ぜひご参加、ご支援ご協力をお願い申し上げます。
賛助会員お問合せ、ご希望の方は、
inochi@lepia.org TEL 080-4576-9993(ビタミン和子)までご連絡ください。

LEPIAメディアニュース「視座と対話」創刊号

LEPIAメディアニュース「視座と対話」創刊号 発行日2023年1月1日

活動の土台 1)自由 2)平等 3)敬愛友愛 4)対話 活動指標 1)自己の再生 2)寛容 3)個性と多様性の尊重 4)効率より共助・協働 5) 世界の誰もが平和・幸福を享受      

活動ご協力・賛助会員募集中!ご寄付歓迎・参加費お振り込みは次の通りです。 巣鴨信用金庫 光ヶ丘支店 普通 口座番号3166963 LEPIA代表 渡辺和子

     迎春

謹んで新年を皆様と共に迎えられましたことに
感謝とお慶びを申し上げます。
LEPIAは、市民による企画運営、ご参加ご視聴ご購読、財政支援で再スタートし、
1年8ヶ月、温かく御一緒に歩むことができましたことに、厚く御礼を申し上げます。
LEPIAは、スタッフ全員が仕事を持ちながらのボランティアです。
時間不足や未熟さが有りながら、共助・協働、寛容、対話で繋がり、
また続けて頂く事が、どれ程尊いかを教えて頂きました。
昨年は、日本も世界も「情報」と「防衛」に人々の感情が大きく揺れ、
軍事力に大きく傾く危機に巻き込まれています。
LEPIAは、事実と本質探究「視座・対話」が広がる願いを込めて、
新しくメディアニュースとして、お届け致します・
誰もが、未来世代までも、「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」
共助・協働の幸福を分かちあえますように、
今年もご一緒できます事を心よりお願い申し上げます。
 
【目次】  お読みになりたい項目をクリックされますと、そこへ飛びます。

◆1「LEPIAおたより」から
『LEPIAメディアニュース「視座・対話」へ変更のお知らせ』

2)LEPIA文化アカデミア1月講座・クラブ予定

◆3)①ゼレンスキー・バイデン大統領、アメリカ保守派の発言。
インド・台湾で人気キャスターの発言
②新年休戦・停戦要請ツイッターFacebook「休戦・停戦メッセージ文」(日本語・英語)
拡散希望!

4)孫崎享氏(元外務省情報局長・防衛大学校教官・大使歴任)と
板垣雄三氏(東大名誉教授・元日本中東学会会長)対談(9月18日収録)
=LEPIAラジオ&テレビ

テーマ「戦争の歴史と原因/力の支配に対する解決/平和への道」

◆5)LEPIAが選んだ 2022年日本奈落の底13選(再喝要約)

6)LEPIA賛助会員へのご案内【図表】

 1  「LEPIAおたより」から
『LEPIAメディアニュース「視座・対話」へ変更のお知らせ』
(A)LEPIAの歴史を踏まえて

LEPIA前身「一般社団法人命・地球・平和産業協会 LEPIA 」は、2011年3月11日東日本大震災救援の為、2011年4月「命を尊び、地球に感謝し、平和を愛する」理念で緊急創立しました。

被災者支援、環境シンポジウムを重ねる中、福島県主催甲状腺ガンの親向け説明会に外国主要報道陣は来ても、NHKや日本の主な報道陣は来ず。LEPIA主催環境シンポジウムでは、今も水俣病救済請求裁判続行を市民は知らず、世界に原因を隠して被害は広まった事等が明白になり、国民に不可視化された国策・政治・メディアの問題を明白にすべきと自覚致しました。

一方、2021年3月コロナ禍により、シンポジウム・学習会・企業ご寄付が困難となり、10年間の幕を閉じました。しかし「毎月少額なら出せる。無料学習会を続けて」と、経済的困難な方々からの要望がきっかけで20214月市民運営・志と友愛の「命・地球・平和共助・協働ネットワーク Life, Earth & Peace Innovation Activity =LEPIA」を再スタートしました。

 ウクライナ戦争により、善悪、憎悪、台湾有事の煽り、軍事費倍増の危機が進む中、政策論議より選挙結果重視、議員数による強行採決や閣議決定で、立法府国会で審議なしの平和憲法形骸化、政治離れの国民・若者が多く投票率低迷、民主主義の危機・奈落の底へ落ちていく日本です。今、LEPIAは、憲法の保障する「国民主権・参政権」「知る権利」「幸福追求の権利」を思い起こし、微力ながら使命を再認識し、以下を実行する次第です。

不正、煽り、権力腐敗の混迷の時こそ、真実・情報収集に努め、伝える

世界と繋がり、誰もが安心でき、平和で幸福な社会を探究、広報する。

自由平等、友愛敬愛、対話、能率効率よりも共助・協働、個性多様性尊重、寛容再生、心と世界の平和を目指す共育と涵養を目指す。

(B) 今後の紙面方針

1)世界日本の政治経済社会・軍事等の本質的要因、視座を提供。対話や論議促進のために、メディアニュース発信

2)市民のメディアリテラシー(主体的に情報を読み解き、アクセス活用し、 対話能力を高めていく)を尊重。疑義と真実探究表現の自由と倫理重視。

3)市民団体・個人と共助・協働。異なる意見や立場も考慮し、対話促進。方向の一致点を見出し、進歩的提案・実践に努める、

上記から新規LEPIAメディアニュースー視座・対話」ヘ名称変更し、発行致します。

これ迄のご購読、ご厚情に深く感謝し、今後一層のご支援を賜りますように、心よりお願いを申し上げます。

 2  LEPIA文化アカデミア1月講座・クラブ予定

お申込み、お問合せは
inochi@lepia.org TEL 080-4576-9993(渡辺)

1月15日(毎月第3日曜定例)
囲碁・荘子・天文クラブ
 
米山忠興東洋大名誉教授リードの自由!楽しい!美味しい!                          1)囲碁クラブ 12:00から13:30 
 
個々の方に応じて5段6段の実力者が懇切丁寧に、教導や対局致します。
参加費500円

2) 荘子読書会 13:30から15:00
 善悪や出世に汲々とせず、自由無限の境地、自在に生きる自然体を得ます。
参加費500円

3)天文クラブ 15:00から16:30
米山忠興氏専門の天文物理学と和算、月や旧暦などを楽しく学びます。
参加費1000円

◎美味しいお茶お菓子付き!差し入れも歓迎 1月は別途実費(1500円予算)で、新年会開催。
お弁当、お抹茶、和菓子付き懇親会をします

初めてでも気軽な楽しい会ですから、お気軽にお申し込み下さい。

会場文京シビックセンター市民会議室4階和室2 電話:03-5803-1100
アクセス:東京メトロ後楽園駅・丸ノ内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線・大江戸線(文京シビックセンター連絡口)徒歩1分

1月22日(日) (奇数月第4日曜定例)
宇都宮健児世直し弁護士憲法カフェ

講話者宇都宮健児弁護士と参加者との自由ディスカッション中心
時間:14:00から17:00
会場:文京区民センター2D会議室(和室)
大江戸線 三田線「春日駅 」A2 出口直結
資料代 リアル1000円 ズーム500円(3回分か3人分1000円)
学生無料、経済的大変な方は自由カンパ

要申込:リアル inochi@lepia.org(渡辺)
必申込:ズーム ocme6904@tea.odn.ne.jp(春日井)

奇数月定例第4日曜=次回3月26日 (日)14時から17時 大山勇一弁護士

◎ LEPIAサポーターには、日頃のご支援ご協力に感謝し、全員の方に資料を送信します。

 3  ①ゼレンスキー・バイデン大統領、アメリカ保守派の発言。
インド・台湾で人気キャスターの発言

②新年休戦・停戦要請ツイッターFacebook「休戦・停戦メッセージ文」
(日本語・英語)拡散希望!

ゼレンスキー大統領「領土奪還」徹底抗戦とバイデン大統領武器と軍事訓練供与

バイデン米大統領は12月21日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談。

バイデン氏は、「クライナに広域防空用地対空ミサイルシステム『パトリオット』を提供し、正確に使用できるようウクライナの軍隊を米軍が訓練する」と述べた。
10カ月で、アメリカは650億ドル(約8兆5700億円)をウクライナ支援に充てたが、更に8億5000万ドルの追加軍事支援を発表。

 ゼレンスキー氏は、アメリカからウクライナへの武器供与する事の疑問や、世界を戦争に巻き込む危険人物の疑問が出てきている風潮に対し、連邦議会他各地でスピーチ。アメリカのウクライナ支援は「慈善活動」ではなく、「目的のために投じられ」「世界の安全保障を強化する投資」「将来見返りのある投資」と、「投資」という注視すべき言葉を何度も発した。 

 5月435議席の下院で共和党議員57人が、100議席の上院では11人が、ウクライナ支援パッケージに反対票を投じた。ウクライナへの継続支援を支持する共和党員は減ってきている。11月の中間選挙では、一部の共和党候補者が、なぜアメリカが遠国にそれほどの大金を投じ、自国境の安全や国内の犯罪に資金を充てないのかと公に疑問を呈した。

 11月15日1クライナによって発射されたとの見方が強まる中、ウクライナは16日もロシアが発射したとの主張を続けた。ゼレンスキー氏「細部まで、すべての事実を立証するため、調査団にウクライナの専門家の参加が必要」ウクライナの主要メディアは、ポーランドにミサイルが着弾した時間がロシア側から発射された複数のミサイルのうち1発と一致したという証拠があると伝えている。

「危険なサイコパス」
 アメリカの保守派の間では、「世界を新たな戦争に導こうとした」とゼレンスキーを非難する声が強まってきている。
 保守派コメンテーターのベニー・ジョンソンは、「ウクライナは第3次世界大戦を始めようとしている。ウクライナのミサイルがNATO加盟国に着弾し、罪のない一般市民が殺された。これにウクライナの指導者たちは嘘をつき、ロシアのミサイルだと非難し、AP通信は何の疑問も抱かずにそれを記事にした」とツイート。
  保守派のポッドキャスト番組司会者マット・ウォルシュは、「ゼレンスキーは今、地球上で最も危険なサイコパスだ。彼は新たな世界大戦を始めるようとしている」とツイート。
 起業家のブレア・ブラントは、「ゼレンスキーの軍が、おそらく誤ってポーランドにミサイルを着弾させ、それを利用してNATOに第3次世界大戦を起こさせようとした。これは世界を救いたい、対立を緩和させたいと考えている英雄の行動ではない」
 ドナルド・トランプJr.も「NATO加盟国のポーランドにミサイルを撃ち込んだのはウクライナだったのだから、我々は少なくとも、何十億ドルも費やして彼らに兵器を提供するのをやめたらいいのでは?」

◆インドのTVで「なぜアメリカはウクライナ戦争を愛しているのか」

 3月3日、インドの非常に著名な人気キャスターであり、Republic TV(リパブリックTV)というニュース・チャンネルなどの創設者アーナブ氏が<Why Does America Love The Russia-Ukraine War? (なぜアメリカはロシア・ウクライナ戦争を愛しているのか)>を放送。
 ●ウクライナ人が、より多く死ねば死ぬほど、アメリカに巨万の富が蓄積されていく。嘘と思うならロッキード・マーティンやジェネラル・ダイナミクスを見るといい。何百人ものウクライナ人が亡くなると、何十億もの大金がアメリカに入る。
 ●アメリカの人権団体は人道的な問題を叫んでいるが、同じ国アメリカが、ウクライナ人を長引く紛争に追い込んでいる。ウクライナ人は勇敢で、強い決意で戦っているが、彼らはアメリカの金儲けゲームの犠牲者であり、大規模なアメリカの武器産業の犠牲者なのだ。
 ●ロシアの天然ガスの供給が遮断されたとき、儲かるのは誰か?アメリカだ。
 ●アメリカ人が大金を稼いだ後、日本やオランダなどは、核抑止の名の下に核兵器を欲しがるだろうそうなると世界は皆、非常に核化された、非常に危険な世界に住むことになる。
 ●第二次世界大戦、その後、アメリカは非常に裕福になった。彼らは広島と長崎にも爆弾を投下した。もうアメリカの偽善を信じない。アメリカ人はウクライナ戦争を愛している。アメリカは、この戦争が終わらないことを望んでいる。
                   
 ◆台湾でインドTV、アーナブのトーク番組を引用
 アーナブは、3月27日に<ウクライナ戦争はアメリカの栄光の日々を終わらせ、新しい世界秩序を生み出すか?>というトーク番組を放送し、台湾でも大きな反響を呼んだ。
 出演者
  ●Dov Zakheim(ドブ・ザカイム):ブッシュ政権の元会計検査担当国防次官
  ●Dr. Daria Dugina:モスクワの政治学者
  ●Seyed Mohammad Marandi :テヘラン大学教授
  ●Jitendra Kumar Ojha:地政学者、インド元外交官
  ●John Wight:ロンドンの政治コメンテーター
  ●Viktor Gao(高志凱): 中国グローバル化シンクタンク副主任
台湾の番組で取り上げられたのは、以下の部分。
 ――アーナブ氏(インドの人気キャスター)からザカイム氏(米国元国防次官)に対して
インドは自分の面倒は自分で見る。インドの経済はアメリカ経済の3倍から4倍の速さで成長している。
アメリカがウクライナにバイオ研究所を設立し、バイデンの息子がウクライナであらゆる種類のビジネスをしていることを知っている。アメリカは、ウクライナに選択肢を与える振りをしながら、結局は戦う方向に奨励し、ウクライナ人が最後の一人になるまで戦わせたいのだ。     
ザカイム氏アメリカは莫大な援助をウクライナに提供したが、インドはいくら支援をしているのか?」
アーナブ氏「ウクライナ戦争は、アメリカが始めた戦争。 クライナ人は武器よりも食料を手に入れたいと思っているのに、アメリカは、ウクライナに武器を与え、彼らをより大きな窮地に追いやっている」
台湾の複数のコメンテーターらは、一様にインドのアーナブの意見に賛成して、加えて以下のような趣旨のことを述べた。
台湾コメンテーター「インドのように自由に独立して、自国の利益に沿った発言ができるのに対して、台湾政府はアメリカの意に沿うような発言しかできない。実に情けない。 これでは台湾の国益を本当に守ることは出来ない。台湾はインドを見習わなければならない。」

②新年休戦・停戦要請ツイッターFacebook「休戦・停戦メッセージ文」(日本語・英語)拡散希望!

①世界の人々は、新年の停戦と更には休戦を訴えるべきです!
世界は長期戦争に巻き込まれています。

②戦争の代償を払うのは庶民です!

③ 武器より医療や福祉、国内経済支援に使われるべきです。

④ 米国と西側諸国はウクライナに武器を提供し続けており、 戦争を長引かせ、事態を悪化させるだけです。

⑤武器供与よりも直ちに休戦を!

⑥ 私たちは、米国とウクライナに対し、一刻も早く休戦し、停戦交渉に応じるよう強く求めます。各国首脳はそれを推進してください。

①  The people of the world should appeal for a New Year’s ceasefire and even a ceasefire!The world is embroiled in a long war.

② It is the common people who pay the price of war!

③ It should be used for medical care, welfare, and domestic economic support rather than weapons.

④ The United States and the West continue to arm Ukraine, prolonging the war and making matters worse.

⑤ An immediate truce rather than the supply of arms!

⑥ We strongly urge the United States and Ukraine to enter into a ceasefire as soon as possible and agree to ceasefire negotiations. The leaders of each country should promote it.

 4  孫崎享氏(元外務省情報局長・防衛大学校教官・大使歴任)と
板垣雄三氏(東大名誉教授・元日本中東学会会長)対談(9月18日収録)=LEPIAラジオ&テレビ

LEPIAラジオ&テレビ https://www.youtube.com/watch?v=tLZD-eBEhv8    

テーマ「戦争の歴史と原因/力の支配に対する解決/平和への道」

 

 5  LEPIAが選んだ
 2022年日本奈落の底13選(再喝要約)

1 日本経済の骨組み崩壊

郵政民営化、道路四公団民営化、非正規雇用規制緩和、中小企業の法的整理・倒産激増。米国主導のグローバル・新自由経済政策追従の結果、日本経済骨組みは、崩壊進む。

2 非正規労働の激増

2019年雇用者1人当たり実質賃金2012年と対比▲4.6%低下

3 消費税のカラクリ

経団連は、消費税増税19%を自民党へ要請、政界・財界の協力。輸出大企業は、消費税0円!輸出大企業へ莫大な消費税還付金入金。国民社会保障に還元されずのカラクリ。

4 大手企業の法人税不正

最大手トヨタ最高利益更新「外国子会社からの受取配当の益金不算入」で無税5年間。ソフトバンクGは、2007年3月期以降15年間無税(法人税が生じたのは4期のみ)租税回避を駆使。富岡幸雄 「税金を払わない大企業リストの公表 法人税制改革の方向を誤るな」より

5 大企業の内部留保増・非正規雇用増大

労働組合の活動は憲法28条に保障されながら困難。経済格差から子供の学力格差。日本国憲法は、税金の応能負担原則=憲法13条、14条、25条、29条。法人税に累進税率導入すれば、19兆8530億円(20年度)の財源https://www.zenshoren.or.jp/2022/09/12/post-19918 より

6  軍事費倍増進展。貧富格差拡大。 

米国主導の台湾有事、中国・朝鮮を仮想敵国。軍事費2倍に閣議決定、倍増10兆円=防衛費は米国、中国に次ぐ世界3位。コロナの医療・経済支援は無策。社会保障・介護費・生活保護費劣化。

7「安倍元首相国葬」閣議決定。明治憲法の国葬廃止で法律無し。国会審議無し。 

国費16,6億円。要人接遇費6億円、警備費8億円、暗殺原因から岸信介元首相と勝共連合繋がりや統一教会と安倍元首相、自民党他議員多数の選挙癒着が浮上。

  若者の死因1位が病気事故ではなく自殺は日本が世界一

女性の自殺率も世界第三位。 自殺理由の一位は学校問題、二位は失業・貧困。 セーフティ教育支援機構こそ必要です。再生がいつでも何度でも可能で、一人ひとりの人生が大切にされ、社会貢献もできる、試験なし・寮完備の無償教育制度のモデルは、北欧のフォルケスコーレです。

  労働者・市民・若者に労働意欲低下、対立感情、脱政治、孤立化、享楽的私的利得中心、差別排他的現象

 権利守る日本国憲法があっても、変革する希望が持てない。司法・最高裁の裁きに諦め。選挙立候補に世界一高い供託金(知事・国会議員300万円・600万円)1925年男性普通通選挙法と同時制定。無産階級の労農党進出阻止のため供託金制度、戦後に引き継ぐ。今「選挙妨害、泡沫候補防止」理由。

10  官公庁の書類・報告破棄・非公開・改ざん、三権分立劣化

●21年の国交省が基幹統計の工事受注動態統計の改ざん発覚。組織的隠蔽

日米地位協定で、米兵公務中事件や事故の刑事裁判権は米国優先。日本国民に密約。米国国立公文書に公開、日本政府否定。沖縄県民への差別強まる

●森友学園土地売却不正、財務省公文書改ざんで自死の職員赤木俊夫さん裁判で、国は否定から一転、賠償金支払い終結。赤木さん妻は、情報開示要求、叶わず。

11  世界中に内乱、民族差別、事実不明の情報・防衛戦

南西諸島で日米合同軍事訓練、ミサイル基地・大弾薬庫建設中。石垣市議会は、若者提唱・有権者3分の1以上署名「ミサイル基地建設是非の住民投票要請」否決。地方自治条例に住民投票法有るが、裁判所却下。 

ウクライナ東部住民投票否定の弾圧から内乱・戦争へ。武器供与で長期戦。イラク、アフガニスタン、シリア、イエメン、ガザ、ミャンマーも弾圧・内乱・戦争継続も報道されず。 政府・マスコミ・世論は、アメリカ・西側追随のロシア悪・ウクライナ善の広報全面的。国会もゼレンスキー大統領演説のみを聴き総立ち拍手。

12  原発再稼働

政府は、22年8月需給電力の逼迫、ロシア/ウクライナ戦争によるエネルギー需給問題や、CO2対策から岸田総理や西村経済産業大臣、経団連会長の参加で、「原発新増設しない」から、再稼動、次世代の原子炉開発・新建設の政策方針。

13  オリパラ商業主義の腐敗

 オリパラ招致委当時理事長、前JOC会長明治天皇曾孫竹田恒和にフランス検察当局は2億5000万円買収重大疑惑を表明。竹田恒和は「オリンピック関係者に手土産常識」と。高橋治之JOC大会組織委元理事は電通元幹部。AOKI式典公用服受注。KADOKAWAガイドブック公式記録集を書籍サービス部門契約。森喜朗当時組織委会長は、KADOKAWAの競合講談社を「絶対認めない」発言。改革が不明なまま、札幌冬季五輪立候補

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